
#52 遊びながら算数力アップ!手遊び歌で楽しく7の合成を理解
1年生の1学期の算数には、
「なかまづくりとかず(いくつといくつ)」という単元があります。
この単元は、数の合成を理解させる重要な単元です。
これが理解できると、たし算とひき算もスムーズに理解していきます。
さらに、8は10よりも2小さい数といったように、数を多面的に見ることできるようになっていきます。
言葉で言うのは簡単ですが、実際の指導となると結構大変です。
クラスの子どもたち全員に理解させ、定着させなければいけないからです。
ですので、手遊び歌のような遊びを通して楽しみながら何度も何度も繰り返していくことが大切です。
ちょっと脱線しますが、
4年生になると、次のような問題がでてきます。
「99×25を工夫して計算しなさい。」
算数の問題で、「工夫して計算しなさい」とあった場合の「工夫」とは、
「筆算などせずに、暗算で簡単にできるように式を変形させて答えをだしなさい。」
ということを意味します。
ですので、暗算力や計算力を試す問題ではなく、数を多面的にとらえることができているかを評価する問題と言えます。
99×25=2475と答えがわかったとしても、この問題でこのように解答したら×になります。
なぜか?
それは、教科書が言うところの「工夫」ではないからです。
暗算で一発で答えを出すことも、工夫とも言えますが、教科書では、計算の工夫と捉えていないで、ここでは取り扱いません。これを先に言わないと子どもたちも混乱してしまいます。
では、
99×25=(90+9)×25
=90×25+9×25
=2250+225
=2475
これはどうでしょう?
これは工夫しています。ですが、計算が苦手だったら、90×25は暗算ではできないと思います。この採点はどのように指導したかによって変わってきます。
ここは、
99×25=(100-1)×25
=100×25-1×25
=2500-25
=2475
これが正解。
これなら暗算で解くことができます。
算数が苦手なら、2500-25の暗算が難しいという子もいますが…
ちょっと脱線してしまいました…
さて話を戻すと、今回は7の合成です。
算数手あそび歌なので、7の合成の学習のまとめとしてやります。
すでに、5と6をやっているので、
「先生、今日もまとめで、「♪ごまだんご♪」やるの?」
といった質問が必ずきます。
逆に、このような質問が子どもたちから、でてくるように授業をすることがポイントとなります。
なぜかというと、
一年生ではじめて使う
既習事項
と言えるからです。必ずその重要性を伝え、既習事項を活用できたことを褒め、価値付けます。
このような価値付けの繰り返しによって、主体的に学ぶ子どもが育ちます。
「なな」がつく言葉があるか子どもに聞いてみたところ、
「バナナ」とすぐにでてきたので、バナナにしました。
バナナの皮をむくジェスチャーをしながら、
「バナナ、バナナ」といいます。
「2と」左手で2
「5で」右手で5
「バナナ バナナ」とまた皮むきジェスチャー。
3と4
4と3
5と2
をやったところで、
「あと何がある?」
と問います。
学習したあとなのですぐ
「1と6」
とでてきます。
「6のとき指どうする?片手じゃ足りないね。」
「だったら、左手の1たせばできるよ」
「あっ、本当だ」
「先生役やってみたい」
やることが明確なので、見通しがもちやすく、できたという自信にもつながります。
「先生、明日は8だよね。」
このような発言でてきたら、次の算数はみな意欲的に取り組むこと間違いなしです。
まだ未就学児だからむずかしいと思ってる方。
安心してください。
入学前から家庭で一緒に楽しめる手遊び歌があります。
「ぐうちょきぱーでなにつくろう」です。
1年生の算数の土台にもなります。
入学前に自分の子どもができるかどうか一緒にやってみれば、入学してから支援が必要かどうかも、一目で簡単に確かめることができます。
こちらです↓
1曲目は、
「うるさい子供が静かになる音楽ベスト うたすた」の中に収録されている「ぐーちょきぱーでなにつくろう」
静かになるかどうか?は定かではありませんが…
2曲目は、
東京パフォーマンスドールの神ぐー沙紀(神宮沙紀)、櫻井ちょ季(櫻井紗季)、飯田ぱくら子(飯田桜子)の三人組ユニットのアルバム内にある「ぐーちょきぱーでなにつくろう」というアップテンポな曲。
興味ある方はぜひお試しください。
ぜひやってみた方がいたらコメントいただけると嬉しいです!
参考になる方がいたら幸いです。