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リスティング広告の文章。あれって皆さん、読んでます?

ネットで検索すると「スポンサー」とか注釈がついて、調べている内容の答えがズバリ出ているような記事ってありますよね。

リスティング広告っていうんですかね。
あれって、皆さん読んでいますか?
あからさまに「広告」だとわかるのに、読みます?

ぼくは絶対に読みません。
時間の無駄だからです。

猫もたまにはいいこと言いますね。好きじゃないですけど。
リスティング広告って、どうやって作られているかわかれば、ぼくと猫の主張したいことがわかります。

「ネットでリサーチ」という雑さ加減

一時、関わったことがありますが、紙系出身者は軒並み辞めていきました。
記事のつくりが、あまりにひどい。

キーワードを渡されて、それで「検索1位」がとれるような記事を作れと編集者に言われます。

じゃあどうするかというと、「ネットでリサーチ」。つまり、そのワードでネット検索して、出てきた情報で文章を組み立てろと。そう言うわけです。
しかも、「コピペチェック」というツールで、コピペかどうかバレないように、情報はいただきつつも、「おたくから情報を撮ったわけではありません」と、言えるように書き換えろと言うんですね。

これ、新手の盗用じゃありませんか?
「ネットでリサーチ」した情報が、そのサイトでしか紹介されていない情報だったら、何も言い返せませんね。

ぼくは、自分で事実を確認しないと怖くて書けません。ネットの情報なんて、信じられるわけないじゃないですか。

怖くて、文章組み立てられません。

たまたま検索1位になると大喜び!

●●というワードで検索1位! とか書いているサイトもありますね。
でも、もとは「ネットのリサーチ」。人が書いたものを勝手にパクって、構成しなおしただけのこと。

こんな調子ですから、編集部でちょっと雑談として話していた内容が、勝手に3日後、ほかの人の記事になっていることもあります。勝手に獲るなよ……。

じゃ、なぜこういうライティングをする人がいるの? それは……。

ギャラがまあまあ高額だから。

1本2~5万円くらいですかね。
この手の記事もWebライターさんのジャンルでしょう。このあたりまで書けるようになると、ラクでしょうね。検索結果を1位、2位と書ける人ヒットメーカーさんは、もっと高いでしょうね。

ぼくがこの手の記事を読まない理由。それはたったひとつ。

ニュースソースが信じられないから。

そもそも、よく言われることですけど、ネットに本当のことなんて書かれていません。ちゃんとした機関や団体のサイトなのか、または信頼に足る人が言っていることなのか、確認しなければ信用なんてしません。

信頼に足るサイトを見つけても、「自分が知りたいこと」「書きたい記事」に関することが、とことん書かれているとは限りません。
というか、書かれてないです。

だってこっちは、まったく新しい切り口で文章書きたいのだから、ネットでほいほい、書かれちゃいません。

リスティング広告はパクリ&焼き直し。

少なくとも、ぼくが短期間かかわったところは、そんな感じでした。

「ネットでリサーチ」して、いろいろな記事から、ときには「人の雑談」からパクって、検索1位獲って、うれしいんですかね。

あと! あの一文が大嫌いです!
記事の最初のほうに、

「この記事を読めば、~~~~がばっちりわかるようになります。」

とか書いてある、自意識過剰な定型文

わからなかったら、どうしてくれるんですか?
ネタパクしといて、よくそんなえらそうになれますね?

だから、リスティング広告は大嫌いです。

ライターとしての、魂が腐れそうになります。
単に稼げるからやるというのはありですよ。
ただ、それだけにのめりこむと、気づけば「ライター」じゃなくて「文章切り張り屋さん」になっているかもしれません

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