『アラビアのロレンス』 オスマン帝国からアラブ諸国の独立に尽力したイギリス人、ロレンスの物語。ロレンスも気がつくが結果イギリスの利益のためにアラブを利用していたにすぎない事実。それを知っても止められない大きな力。 「砂漠には何もない」と言う者に対し、「だから良い」と言うロレンス。ロレンスはゲイでもある。不幸な生い立ちでもある。そして社会の大きな力だ。何もない砂漠が良い。分かる気がする。我々人類は身の丈を越えて生きているのではなかろうか。 冒頭、ロレンスはマッチの火を指で消す。
人類が勝つか、機械が勝つか!の戦い『マトリックス』3部作のまさかの続編『マトリックスレザレクションズ』 「人類か機械なのか、現実かネットか、どちらが正しいか?」 これが過去3部作であった。 本作レザレクションズはその先に行く。白か黒ではない。どちらも素晴らしい。白と黒の間の色、白も黒も素晴らしいという多様性の肯定。 そして、真の救世主とは、みこしを担ぐ裏方こそが救世主なのだ。 愛も良い。他者との関係性こそが人を豊かにするというのも好きだ。 #映画 #マトリックス #現実 #ネ
『マトリックスリローデッド』 もう暗い映画は嫌だー!ということで『ジョーカー2』も観れない。 『マトリックスリローデッド』は面白い! 責務に苦しみながら希望を抱く男、責務と人生の意味に心が折れ、巻き込み型自殺志願者になった男、愛を信じる女、信じた愛に裏切られた女、等々、クセ強すぎな連中が集まり戦う!! 人生とは選択と決断だ!に対して、違う!初めから強者と弱者に分かれている!の返し。どちらが正しいか? #映画 #マトリックスリローデッド #人生
映画『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』 学園祭前日から翌日になっても学園祭前日。同じ時間を繰り返す世界で、ラムやあたる達は抜け出せるのか!? 不変への否定。 変化があるから楽しい。 何があるか分からないのが人生。 死があるから生が美しい。 愛しているから、それを確認するため、外に出ていく。愛している者から離れる。故に愛しとる。 ちなみに私はラムちゃんより、しのぶ派です。 #映画 #うる星やつら #ビューティフルドリーマー #人生 #不変
とても観やすく、それだけで理解できる気持ちの良い映画と、理解が難解で調べないと理解できない映画がある。 僕は後者のほうが好きだし、調べて「あ、そういうことか!」と分かった時とても気持ちが良い。 映画『エイリアンコヴェナント』がまさにそんな映画だ。 他者に対する敬意、今生きてるこの世界への敬意を失い、見下し、馬鹿にした時点でその者は終わりだ。 違う者どうしが手と手を取り合えることができたら、共存共生を想える者こそが強者だ。 ワーグナーのヴァルハラ城という曲が比喩として出てくる。
映画『エイリアン コヴェナント(約束)』 「天国への道は地獄から始まる」 「父さん、あなたは死に、私は生きる」 創造主が創造した者より優れているとは限らない。 支配しようとするから恐れるのだ。 又は子は親を見下した時点で終わる。 手を取り合い、協力できたら。 それができるかな?が本作 #エイリアン #コヴェナント #人生 #共生社会 #支配 #欲
『輪(まわ)るピングドラム』 白か黒かのみで決着をつけようとするから世界は歪む。 世界は白と黒の間で成り立っている。 戦後、日本は豊かになるぞ!皆で頑張るぞ!根性。80年代、ついに豊かになり日本は調子に乗る。様々な課題をシカトし、調子に乗る。90年代。景気衰退。勝者と敗者に分かれる国民。95年。ついに爆発。地下鉄サリン事件発生。ルサンチマンは加害者なのか?それすらも被害者ではないのか?その被害者たちの子供、2000年代。その子供たちが過去の日本のツケを払わされている。今も。ど
アニメ『変人のサラダボウル』 岐阜県の貧乏探偵のもとに異世界からやってきた少女が現れる。 アニメではあるが、人の多様性を肯定している作品である。テーマが良い。金持ち、貧乏、志、正義、職種、果てはホームレス。 色々な人々が混ざり合っているから良いという、共生社会の肯定。話数も12話なので良い。 #アニメ #変人のサラダボウル #多様性 #共生社会 #肯定
人な何故生まれ、どこから来たのか 映画『プロメテウス』 まるで秋田犬が人間になったような宇宙人、秋田犬人。これが人類の始祖であった。 何もない地球に、めっちゃイキイキしてるコーラを飲んだ秋田犬人は身体が細かく分解され、滝壺に落ちる。秋田犬人のDNAが我々ご先祖様の始まりプランクトンなどになる。 そして人類まで進化するが、まあまあ頭が悪かったので、ミスタードー◯ッツ的な船から観察していた別の秋田犬人は知恵を与えるため、地上に降り立ち、人に教養を与える。しかし、その内の1人の秋田
映画『デッドプール&ウルヴァリン』 デッドプールシリーズ3作目にして最終作。 主演のライアン・レイノルズは『X-MENZEROウルヴァリン』でデッドプール役を勝ち取るが、その時のデッドプールは原作とは似つかないまるでダッチワイフのようなデッドプールであり、評判も悪かった。その後ヒーロー映画『グリーンランタン』に主演抜擢されるが、シャレにならないくらい大コケ。映画『テッド』においてライアンはボロクソにされる。 その悔しさから企画として持ち込み大成功させたのが『デッドプール』なの
映画『君たちはどう生きるか』 かつて、大自然の大事さを説いた『となりのトトロ』であるが、ファンから「『となりのトトロ』のビデオを子供は50回も観てます。観ている間おとなしいです。ありがとうございます」とお礼された宮崎駿監督は「子供は森で遊ばせろよ!」と落胆したとのこと。 しかし、企業を守らねばならず、商業的な活動をしなければならない。さらに宮崎駿自身も作品を作ることが楽しくやめられない。だから石が汚れていると言うのだ。そして、本人は人間はもうダメだと諦めてるところがある。『ハ
何を隠そう、「新時代の夏服〜〜」は僕の投稿である!コピーライターか?夢の印税生活かい!?(古い。今の若者には分からない) 長澤茉里奈さんのようなアイドル、タレントもそうだが、こういう根性が人類には必要ではないかしら。とにかく自分を信じてるから出られる。どんな格好だろうが自分を信じてるからなんだろう。そういうのが大事だと考える。自分を信じながら、他人の話や評価を俯瞰して見れたら、聞けたら、、。 https://l.smartnews.com/m-q92MN/1wZMMV #長澤
家族を守るため、しゃかりきに働いた結果、化け物になり、家族は離れる。 組織を守るため、裏切った兄すら殺す様は信用の示しを越え、恐怖となる。 自身の境遇も犯した罪も全てをまっさらになかったことにし、最愛の子供たち、特に娘の幸せを願い、そして元嫁との再婚を近い、失ったもの全てを取り戻そうとするマフィアのトップマイケルコルレオーネ。そんなことできるのか? 本作、大好き。 映画『ゴッドファーザー最終章マイケルコルレオーネの死』 #人間讃歌 #人生 #映画 #ゴッドファーザー
映画『オデッセイ』 2035年、火星探索中の事故により、死んだと思われた植物学者マークは生きていた! 絶望的な状況の中、植物学者の知恵を活かし、乗組員の残した品物、汚物から物資、全て活用してジャガイモを育てる!水も作る!地球との交信も考える!不屈の精神で!七〇年代音楽が盛り上げる! 要はどんな時でも受け取り方だ! オデッセイとは長い旅から家に帰るという意味だ #映画 #人生 #オデッセイ #逆境 #あきらめない #火星
映画『ガンダムSEEDFREEDOM』 もう、何から突っ込めば良いのか分からないぐらい凄まじく爆裂。 まず本作は初代ガンダムのテーマを下敷きにしている。 ニュータイプという優秀な人類と、その能力がない人類は共存すべきか否か、人類に平和はあるかがテーマだ。 本作はそのテーマの最終局面である。 今まで数々の死線をくぐり抜けてきたヤマト隊長。それでも世界が平和にならないことから、過去の苦しみがフラッシュバックするPTSDに陥っていた。こんな病んだ人間を隊長に据えている組織とは何なの
『マッドマックスフュリオサ』 クマちゃんのぬいぐるみを大事にしている変態野郎ディメンタス。悲しき男ディメンタス。哀れな男ディメンタス。でも嫌いにはなれない。 本作は個人の憎しみや復讐は何も救われないということを語っていると思われる。自分を越えて誰かのために生きられたら己も救われるのだ。 『僕の好きな町を好きな君が好き』ー中島らもー #映画 #マッドマックス #フュリオサ #自己犠牲 #幸せ #中島らも