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エゴ

とても観やすく、それだけで理解できる気持ちの良い映画と、理解が難解で調べないと理解できない映画がある。
僕は後者のほうが好きだし、調べて「あ、そういうことか!」と分かった時とても気持ちが良い。
映画『エイリアンコヴェナント』がまさにそんな映画だ。
他者に対する敬意、今生きてるこの世界への敬意を失い、見下し、馬鹿にした時点でその者は終わりだ。
違う者どうしが手と手を取り合えることができたら、共存共生を想える者こそが強者だ。
ワーグナーのヴァルハラ城という曲が比喩として出てくる。
神々が人間を作ったが、その人間は互いに憎しみ合い争う。その様を見た神々は人間を見棄て、神々の城ヴァルハラへ帰るが、その城は火事にあい、神々は死ぬ。神々も人間にとっては神であるが、全知全能ではなく偽りの神であったという話を息子が親に話すシーン。つまり息子は親を見下しているのだ。その息子が親になった時、また息子に見下されることを知らずに。
そんな生き方はダメなのである。
又、愛も理想も自分の枠にはめ込む押し付けはダメだ。それは愛でも理想でもない。エゴだ。どちらにしてもエゴだが、思いやりが大事だ。
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