離乳食問題はブレンダーを買っとけばなんとかなる
離乳食を始める前に、必ずブレンダーを買っておけ。必ずだ。
粉ミルクを調乳するときの"電気ケトル"と同じくらい必要になる。
離乳食問題の解決について考える
離乳食が始まってから、約１か月が経過した。
お陰ですくすくと成長し、生後200日を過ぎた。
今となっては離乳食も馴染んだが、当初は困惑することもあった。
その理由を２つあげて、我々はどう解決していったかを紹介したい。
適当にできない離乳食
大変言いにくいことなんだけど、離乳食は"面倒"なのだ。
どんな育児でも面倒なことがあるが、離乳食は特にそう思う。
乳児は粒感のあるものを飲み込むのが苦手。
だから調理に、食材をできるだけ細かくする行程が必要になる。
そのため、とにかく調理時間がかかってしまう。
「刻む」「すり下ろす」「濾す」など、自炊をする人であればその面倒くささは容易に想像できるだろう。
また、栄養バランスを考えなければならない点、食べやすい温度に調整が必要な点、さらには食中毒を起こさないよう煮沸や消毒などの徹底した安全管理が必要な点など、気を遣うことが沢山ある。
そして面倒の極みの上、完成した離乳食。
第一印象で感じること。
「見た目がなんだか美味しくなさそう…。これでいいんだろうか？」
味が全く想像できない、カラフルなゲル状の食べ物。
舌の肥えた現代人は皆そう思っている。（離乳食はそんなもんだ！）
しかも食べないことだってザラにある。
これは調理された離乳食の問題ではなく、食する乳児の気分の問題だ。
なにかと気分に大きく左右される乳児。
ちょっと熱いだけで泣き出したり、口蓋(口の中の上あたり)に付着して不快に感じたり、ちょっとしたことで全く食べなくなる。
コスパが悪いのが離乳食。
だけど、なかなか適当にできないのが離乳食。
離乳食は窮屈になりやすい
巷に出回っている離乳食の調理本やSNSを見て、僕はよく思う。
「え？ホンマにこれ作ってんの？面倒じゃね？」
スムージーに鮮やかなソースがかかった離乳食は、まるでフランス料理。
それをスマホで撮影。拡散。あり得ないほどの「いいね💖」がついてる。
おぬしら、絶対自己満足だろ。
まぁ別に構わんよ。僕にはそんなフォトジェニック離乳食は無理だ…。
これを見たとき、育児が初めてで純粋な親は苦しくなってしまうんじゃないかと僕は思ってしまった。
「なんだか他の親は、スゴイ離乳食を作っているにもかかわらず、私はこんなんでいいのかな…グスン」
いやいや、もし凹んでるパパやママがいたとしても、僕は「大丈夫ですよ」と言って優しく包み込んだあげたい！
そして離乳食なんて、どうせ３分の２くらいはこぼすのがオチなんだし、混ぜたらグチャグチャになって全然映えなくなるし、食べるかどうかなんて口に入れるまでわからないし、口に入れて呑み込んだらとにかくOKよ！
だから僕は、離乳食は頑張りすぎない。
そして頑張りすぎないために、購入したのが"ブレンダー"だ。
調理にリソースを割きすぎない
ほとんどの離乳食は、ブレンダ―と電子レンジで完成する。
昔、第一子のときは、プラスチックの離乳食調理セットで作った。
「ブレンダ―高けぇ！どうせこんなニッチな調理器具なんて、離乳食が終わったら使わなくなるの見えてる！容積デカくて邪魔になるし、圧倒的に安い調理セット買って節約しよう。」
これが大大大失敗だった💀（もちろん商品自体は大変よき）
絶対にブレンダ―を買った方がいい。
使う機能が同じであれば、マシンにお金をかけてその分の労力や時間を節約したほうが、ストレスなく子育てができる。（これは育児の基本）
時間が節約されることはもちろんなんだけど、力が要らないのは最大のメリットかもしれない。
以前は「ゴシゴシッ！ゴシゴシッ！」ってフルパワーで食材を細かくしていたんだけど、ブレンダーは全く力をかけなくても自動的に砕いてくれる。
これで体力を消耗しなくてもよい。子育てに、体力温存は重要である。
あと意外なんだけど、ブレンダーを使っている時間が僕にとってはストレス発散になった。
食材を刻んでいる、「オラァァァァァー！！！」っていう、あの時間。
無双状態になったあの瞬間は、厨二心を掻き立てるので、僕は好きです。
そして、ブレンダーを使った離乳食がこれ。
（適当でも離乳食用の皿に移せばそれっぽくなる）
粥は、炊いた米を水で沸かしてブレンダー。
かぼちゃとブロッコリーとバナナは、適当に切って電子レンジでチンしてブレンダー。
すべて小分けして冷凍保存。
調理時間は全部で１時間くらい。これで12回分（12日）の離乳食を賄えた。
圧倒的な快適性と調理の負担軽減に、僕はブレンダーを激推しします。
離乳食の正義は親が決める
気を遣うことが多すぎる離乳食。
特に初めての食事になるから、他と比べてしまいやすい。
でも比べると苦しくなってしまうのが"子育て"なんだよなぁ。
結論、離乳食なんて我が子が食べればそれでOKでしょ。
素材をそのまま食べるわけだし、添加物も加えていないし。
安全管理さえ気を付ければ、もう合格だ。
栄養価に偏りがなくバランスがよければ、それはもう立派な食事。
それを口に入れているなら、全く問題なし。
そもそもなんだけど、食事なんて各家庭によって違うんだから、他所と比べても根本的な解決なんて存在しない。
正義は、我々親が決めればいい。
なので、少しでも気持ちが楽になるよう離乳食を考えていきたい。
そのために、ブレンダーは必須。
オススメはわかりません。食材が細かくなればどれでもいいだろ。