育休127日目 予定がない夏休みを家族で乗り越える
夏休みも最終週。
振り返ると早かったが、ここまで長い道のりだった。
予定がない夏休み
僕たち家族には、予定が全くなかった。
夫 育休
妻 育休
息子 夏休み(小学校1年生)
娘 生まれたて0歳
これは困った。
やることがないということは退屈の極み。
この状態を一番嫌うのは、間違いなく「息子」だった。
共働き世帯が増えている昨今、多くの小学1年生は学童保育に在籍する。
しかし僕たちは育児休業中なので、その必要がない。
そのため、息子の予定や僕たちの予定を、主体的に決めなければ夏休みを乗り越えられないのだ。
そこで僕たち家族は、1週間単位で予定を立てた。
Googleカレンダーのファミリーカレンダー機能を使い、家族の予定をすべて可視化した。
浮かんできた空白と予定の調整
基本的にはどんどん好きなように予定を入れていく感じだった。
同窓会に行きたい僕。
ホットヨガに行きたい妻。
市民プールに行きたい息子。
自宅で昼寝したい娘(だぶん)。
一応、予定を入れるときは必ず家族全員で確認する。
万が一予定がバッティングした場合は、相談して決定する。
こんな感じで、優先の予定を組んだ。
家族の予定を入れていくと、毎日のスケジュールが可視化される。
個人の予定、全員の予定、息子だけ実家に帰る日、妻だけいないランチ、僕だけいない夕食、など。
そうすると、息子に予定がない時間帯が見えてくる。
第一義は、息子が退屈にならないようにすることだった。
次の段階は、この空白を息子と相談しながら決定していく。
この夏に息子と行った場所
条件は以下の通り。なかなかシビアだが探せばないことはない。
・基本は屋内 夕方以降は外もアリ
・小学生1年生が楽しめる
・2時間程度過ごせる
・授乳室やオムツの交換ベッドがある(娘も連れることを想定)
ショッピングモール
ド定番。週に1回は行っている。
館内を散歩するだけでも十分楽しい。
おもちゃ屋や本屋もあって全く退屈にはならない。
夏休みはイベントも開催しているので助かる。
博物館・科学館
安いのが嬉しい。
場所にもよるが、市営だと子どもは200円ぐらいで入館できる。
家族全員で行ったとしても1000円もかからない。
何より子どもの好奇心を伸ばしてくれる(たぶん…)のは有難い。
少し奮発して楽しみたいとき、おススメはここです。↓↓↓
退館するときには、年パス買おうかと思いました。
工作教室
小学生は図画工作が大好き。
自治体のHPや小学校の土曜教室で、実施しているところも多いはず。
しかも保護者と一緒にやるくらい難易度が高いものが多い。
既に材料も用意されている場合が多いから、準備もいらない点が最高。
僕の息子は、風鈴を作りました。エモい。
図書館
永遠に本が読める。
絵本の読み聞かせはみんな大好き。
ジャンルを問わず、あらゆる世界に触れることができる。
夏休みの宿題を提出するために、図画工作の図書を借りるのもアリ。
また最近は図書だけじゃなく、映像教材やプログラミング玩具なども貸してくれ、普通におもちゃ屋レベルのエンタメを提供している図書館もある。
読書が苦手な子でも楽しめちゃうね。
今度は娘と、乳児用の棚にある絵本200冊くらいをすべて読むという企画でもやってみようかと思います。
乗り越えられた先に感じたこと
このローテーションを繰り返し、なんとかこの夏休みは乗り越えられそう。
あと一週間も同じようなスケジュール+自由研究のまとめをして、夏休みに終止符を打つ予定です。
夏休み入る前、僕は
「この夏にしかできないことをやるぞ!旅だ!キャンプだ!合宿だ!」
みたいに意気込んでいたけれど、実際は無理だった。
無理というより、息子にどんな夏を過ごしてほしいか一緒に考えていなかったのだ。
そして小学生が夏休みに本当にやりたいことなんて、割とすぐに手に入る。
テーマパークに行きたい、映画を見たい、プールに行きたい、かき氷を食べたい、新幹線に乗りたい、とか。
よくTVのCMや電車の広告に、
「この夏にしか出会えない体験を」
みたいなキャッチコピーを見て、特別な体験を親として作ってあげようと考えていたけれど、そんな夏は、実際存在しない。
俯瞰してみよう。
現在育休中で、娘はまだ0歳。
家族が健康に過ごすことができた夏が、僕たちにとって特別な体験だったのかもしれない。
全員笑顔でいることが一番大切。
来年だって、再来年だってまだまだチャンスはあるんだし。
結論、これでよかったんだと思う。
あとがき
予定を立てる楽しさも難しさも、改めた感じることができた夏休み。
それは、今まで「職場に行く」という強制的な予定が自動で決定していたからだろう。
考え方にもよるが、この点だけでいうと会社に所属して働いている方が遥かに楽な気がする。
一方でフリーランスの方は本当にすごい。
働くも休むも自分の意志でコントロールしながら調整しているんだから。