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算数はマルかバツかの世界じゃない:シュタイナー算数を体験しました②

シュタイナー算数体験会2回目に参加しました。そのレポです。

▽1回目レポはこちらから

シュタイナー教育ではフォルメンという時間があるという。フォルメンとは何ぞやというと、色々な形や線を描いていくこと・・らしい。検索してみると、どれも美しくつい見とれてしまう。

今回の体験会では、そのフォルメンを学びました。声掛け通りに手を動かしていくと~、できたできたこんな形。

どうも学校でやってきた「作図」とは違うんだよなぁ。どうしてでしょう。描いてて思ったのは、びくびくしないでいいんだってこと。フォルメンでは、消しゴムも使わない状況なのに、不思議だな~と思って。


算数ってマルかバツかの世界だと思ってました。解いた問題に対して、正答してるかしてないか。けれどもフォルメン、前回の九九もそうですけど、誰かから〇や×をもらうんじゃない、ただただ自分の時間を満喫する感じなんですよね。なんだかすごーく自分と向き合って学んでるような。


今だから言えますけど、幼稚園から公立小学校にあがったときの教育への違和感がすごくありました。

周りの子どもの動きや声量が気になる、先生の言う通りにしなければならない、いきなり怒り出す先生、教材が文字と絵だけの世界、カンニングされても何も言いだせない歯がゆさ。

わたしは、モンテッソーリ教育の幼稚園に通ってましたが、そのときの「学びの時間」が小中高通ってきて一番印象強く残ってます。それはとても穏やかな貴重な時間でした。

「もし小学校中学校の学びに違う世界があるとしたら・・体験してみたい」・・そういう気持ちで今学び直しをしてるんだと思います。大人になったわたしから、子どもの時のわたしへのプレゼントみたいなもんです。他にもこんな「学び方」があったよーーって、報告しているような。


シュタイナーではエポックノートなるものがある。教科書ではなく、自分で書くノートが教科書かわりになっていくのだそう。

ただ先生の書く黒板をうつすだけは、つまらない。ただノートを書くのは好きだった。自分の力を発揮するには、先生の書いたとおりにきれいな字を書くことぐらいしかできなかった。きれいに書いただけで見返さないと意味ないでしょーって自分でも思ってたけど、本当の意味での、書き方を知らなかったんだよなぁ。

シュタイナー学園のエポック授業より

こんなノートをわたしも書いてみたかったです。


おしまい

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星井きなこ
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