見出し画像

プロローグ ②

今は複雑にみえることでも

やがて シンプルになっていくから

大丈夫だと。

安心して生きなさい。と。

10代のわたしに 確かで静かな音を
感じさせてくれたのは、

1997年、天王寺美術館(大阪市立美術館)でみた
アンリ マティスさんの
ピンク ヌードという作品だった。

展覧会のポスターも、すばらしいセンスで
今でも大切に保管している。

20年ぶりに訪れた大阪、
当時のバイト先の喫茶店から目と鼻の先に
国立国際美術館が新設されていて、
今回、愛してやまない、マティスの青い作品に会えてしまった。

両手を広げ、ハグで迎えてくれているような
誰もいない空間。 
時が止まっているかのように
1人で贅沢に眺めることができてしまった。

わたしは、作品を前に
マティスの調和力、
巨大な愛のエネルギーに同化。
その美しい恍惚とした感覚に、涙が溢れた。

地球で生きるための
快活なインスピレーションをもらったあの瞬間から、

マティスの到達点から、
かならず私は描き始めると、
根拠のない自信だけを持ち続け、
直感に従い、導かれ、注意深くその道を歩き、
33才のとき、色が溢れはじめ、
今に至る。

ひらめき、 そしてひらめき。

感じること、

知覚すること、

直感、霊性、インスピレーション。

そして認識、意識、創造へ。

これらの感覚をなくしては、
息をしていても、

真に生きていないということに
早い段階で気づけたのは
シュールな体質と現実、
何より巨匠たちの愛のおかげです。

近い未来、かならず
マティスの大作
ロザリオ礼拝堂へ!!💝

そして、わたしも、いずれ、 
すばらしく調和のとれた大空間を創る。
彩る、と、
夢みている。

────────  2023.03 インスタより添付

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?