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本好き必見!心に響くおすすめ書評10選|次に読む一冊を探してみよう

「次に読む本、何にしよう?」そんなとき、頼りになるのが書評集。

書評は、読書好きな著者が心を込めて紹介した本の宝庫。「自分では選ばなかった一冊」との思いがけない出会いをもたらしてくれます。

今回はそんな書評の中からおすすめの15作品を厳選してご紹介。心を揺さぶる名著から、知的好奇心を刺激する本まで、多彩なラインナップをお届けします。ぜひ、参考にしてくださいね。


打ちのめされるようなすごい本』米原万里

がんで逝った著者の魂の書評集!
「ああ、私が10人いれば、すべての療法を試してみるのに」
2006年に逝った著者が最期の力を振り絞って執筆した壮絶ながん闘病記を収録する「私の読書日記」(「週刊文春」連載)と、1995年から2005年まで10年間の全書評を収録した、最初で最後の書評集。
著者はロシア語会議通訳、エッセイスト・作家として活躍。通訳としては日本女性放送者懇談会賞を受賞し、作家として読売文学賞、講談社エッセイ賞、大宅壮一ノンフィクション賞、Bunkamuraドゥ マゴ文学賞を受賞。
井上ひさし、丸谷才一のダブル解説収録、書名索引、著者名索引も掲載した完全版。

Amazon公式紹介文より引用

『不実な美女か貞淑な醜女か』、『魔女の1ダース』の著者としても有名な米原万里さんの書評集。ユーモアと皮肉が効いた鋭い文章は、一冊の書評集としても圧倒的な面白さ。「読書ってこんなに楽しいんだ!」と再認識させてくれる一冊です。


本屋さんで待ちあわせ』三浦しをん

当代随一の人気作家が贈る情熱的ブックガイド! 本は、「ここではないどこか」へ通じる道である──。本と、本を愛するすべての人に捧げる三浦しをんの書評とそのほか。
小説家・三浦しをんさんが、本にまつわるエッセイを綴った書評集。彼女の本に対する愛情があふれ、読むたびに「この本、読んでみたい!」とワクワクします。

Amazon公式紹介文より引用

『まほろ駅前多田便利軒』、『風が強く吹いている』、『舟を編む』の著者としても有名な三浦しをんさんの書評集です。本屋の空間や、本を選ぶ時間の楽しさを再発見できる一冊。読書初心者にもおすすめです。


芥川賞ぜんぶ読む』菊池良

文学好き、カルチャー好きに贈る絶対保存版。話題となった『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』の著者・菊池良による最新作。もとはWebメディアで2018年に始まった連載ですが、著者はこの連載のために勤めていた会社を辞めるほど熱を入れて執筆。漫画をまじえながらマニアックに、作家、作品、選考についてまとめています。芥川賞を通じて文学史が学べ、当時の世相も振り返ることができる一冊です。
芥川賞の受賞作を全作品読破し、それをユーモアたっぷりに紹介した書評集。難解な作品も、菊池良さんの軽快な語り口でぐっと身近に感じられます。

Amazon公式紹介文より引用

神田桂一さんとの共著『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』の著者としても有名な菊池良さんの書評です。「芥川賞作品に興味はあるけど、どこから読めばいいかわからない」という人にぴったり。


心と響き合う読書案内』小川洋子

2007年7月、TOKYO FMでスタートした未来に残したい文学遺産を紹介するラジオ番組『Panasonic Melodious Library』。パーソナリティをつとめるのは、『博士の愛した数式』『猫を抱いて象と泳ぐ』など独特の美しい物語世界をつくりだしてきた、作家の小川洋子さん。小川さんは「この番組は文学的な喜びの共有の場になってくれるのではないだろうか」と考え、出演を決心されました。本書は、このラジオ番組の一年分の放送をもとに再構成したものです。人間が虫になることより、さらに不気味な不条理を描いている『変身』(カフカ)、言葉ではできないことを言葉で書いた『風の歌を聴け』(村上春樹)、生産性のない、無目的な旅が持つ自由を綴る『阿房列車』(内田百けん)、「自分のために詠まれたのでは」と思える歌が必ずある『万葉集』など、計52作を紹介。若い人にとっては最高の文学入門、「本の虫」を自認する方にとっては、新たな発見が必ずある作品論です。

Amazon公式紹介文より引用

『博士の愛した数式』、『猫を抱いて象と泳ぐ』などの著者としても有名な小川洋子さんのエッセイ風書評集。小川洋子さんが、自身の心に響いた本を紹介してくれます。

「本をじっくり味わいたい」という方におすすめです。


趣味は読書。』斎藤美奈子

ふだん本を読まない人が読むからベストセラーになる。だからいわゆる「本読み」は、ベストセラーを読まずに批判する。が、それでいいのか? そう思った文芸評論家・斎藤美奈子が果敢に挑みました。49冊を読み倒し、見つけたベストセラーの法則が6つ。読めば、抱腹絶倒、悲憤慷慨、そして世間の事情がわかってきます。文庫化に際し書き下ろしたのは『国家の品格』『東京タワー』など6篇。大増補版。

Amazon公式紹介文より引用

『文章読本さん江』、『紅一点論』などの著者としても有名な斎藤美奈子さんの書評。2002年までのベストセラー本についての書評です。辛口ながらもウィットに富んだ語り口が魅力です。


エクス・リブリス』ミチコ・カクタニ

世界が政治的・社会的に分裂していても、
本は、文化・宗教・国境・時代を超えて
人をつなぐことができる。
私たちは本を読むことで、
自分とはまったく違う人生について
何らかの理解を得ることができるし、
人間が経験する喜びや喪失感は、
誰にとっても同じなのだと気づくことができる。
本は多様な視点と声に触れる機会を
私たちに与えてくれる。
ピューリッツァー賞(批評部門)を受賞した文芸評論家ミチコ・カクタニが、卓越した作家たちの小説や回顧録、何度でも読み返したい名著、現代社会の喫緊の課題に光を当てるノンフィクション、詩集や絵本など、100冊以上の愛読書を紹介する。アンティーク蔵書票のように丁寧に描き込まれたダナ・タナマチのイラストとともにお届けする、今なぜ読書が重要なのかを教えてくれる一冊。
【著者略歴】
ミチコ・カクタニ (Michiko Kakutani)
文芸評論家。米コネチカット州に日系アメリカ人二世として生まれる。イェール大学で英文学を専攻し、1976年に卒業。ワシントン・ポスト紙、タイム誌を経て、79年にニューヨーク・タイムズ紙に入社。30年以上にわたり同紙で書評を担当し、鋭い文芸批評で文学界に多大な影響を及ぼす。98年にピューリッツァー賞(批評部門)を受賞。2017年に退社。著書に『仕事場の芸術家たち』『真実の終わり』。

Amazon公式紹介文より引用

ピューリッツァー賞受賞の書評家、ミチコ・カクタニさんによるおすすめ本の紹介。文学からノンフィクションまで、多様なジャンルの本が取り上げられています。読書の幅を広げたい人におすすめの一冊。


まなの本棚』芦田愛菜

運命の1冊に出逢うためのヒントに!
「本の出逢いは人との出逢いと同じ」
年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が
本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。
世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる
考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。
Q 本の魅力にとりつかれた初めての1冊は?
Q 一体、いつ読んでいるの?
Q どんなジャンルの本を読むの?
Q 本を好きになるにはどうしたらいい?
Q 好きな登場人物は?
スペシャル対談
・山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
・辻村深月さん(作家)
も収録!

Amazon公式紹介文より引用

女優・芦田愛菜さんが、自ら選んだ本を紹介する書評集。子どもから大人まで楽しめるラインナップが魅力です。「読書の楽しさを知りたい!」という方にぴったり。


鎌田實の人生図書館 あなたを変える本と映画と絵本たち400』鎌田實

鎌田先生、渾身の読書案内! 「読書は人生の羅針盤の役割を果たしてくれた」
実の親に捨てられ、養父に育てられた著者。貧乏な家庭の事情をわかってくれていた学校の先生が「図書館の本を何冊でも借りていっていい」と言ってくれたことが、鎌田先生の人生を変えていきました。
世界を広げてくれた400を超える本や絵本、映画を取り上げ、生きること・死ぬこと、人生の面白さや心の機微にいたるまで鎌田流に読み解いていきます。本は世界で起きていることへの関心を持ったり、物事を考えるうえでの武器にもなります。さらに心の健康づくりのヒントにも。
メジャーな作品からビジネス書まで、コロナ禍の今だからこそ、ゆっくりと手にとってみてはいかがでしょうか。
●大災害、大恐慌、そしてパンデミックを生き抜いた宮沢賢治は、今を生きるヒントを与えてくれる
●「ほっとけない作家」ベスト10
●「人生なんでもあり」で生きようーー檀一雄の生き方
●読書は「いま世界は」「そして自分は」を考える武器になる ……など。
鎌田先生の持つ温かな心や、豊かな知恵や、深い知識や。
細やかな人情や元気の源が分かった! みんな本を読もう!
まずこの本から! ーーさだまさしさん
ページをめくるにつれ、
ふと、自分が子供時代に読んだ本、若い頃に観た映画と、
もう一度、あいたくなった。ーー阿川佐和子さん

Amazon公式紹介文より引用

医師・鎌田實さんが、「人生を変える本」をテーマに選んだ書評集。大人も子どもも楽しめる、バラエティ豊かな本が紹介されています。


世界を変えた10冊の本』池上彰

『聖書』『資本論』から『アンネの日記』まで。池上さんが世界史を見渡し、10冊を厳選。その内容と歴史的位置づけを徹底解説!

Amazon公式紹介文より引用

ニュース解説でもおなじみの池上彰さんが歴史を動かした10冊の本を解説する一冊。グローバルな視点を養うために読んでおきたい10冊がわかります。


『井上ひさしの読書眼鏡』井上ひさし

面白くて、恐ろしい本の数々――。足かけ4年にわたり『読売新聞』読書面に連載された書評コラム「井上ひさしの読書眼鏡」34編。そして、藤沢周平、米原万里の本を論じる。著者の遺稿となった書評集。〈解説〉松山 巖

Amazon公式紹介文より引用

『ひょっこりひょうたん島』の放送作家、『手鎖心中』、『シャンハイムーン』などの著者としても知られる井上ひさしさんの書評集です。井上さんの読書の幅が非常に広く、まだ見ぬ本と出会うことができる一冊です。


まとめ|本好き必見!心に響くおすすめ書評10選|次に読む一冊を探してみよう

本選びに迷ったとき、書評集は最高のガイドになります。書評家や作家たちが心を込めて選んだ本を知ることで、新しい読書の世界が広がります。「どんな本を読もう?」 と悩んだときは、ぜひこれらの書評集を参考にしてみてください。

本との出会いは、人生を豊かにしてくれるもの。あなたの心に響く一冊が見つかりますように!


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