驚きのどんでん返し、巧妙に仕掛けられた伏線、そして感動的なラスト。今回は、二度読み必至のミステリー作品15選を詳しくご紹介します。
一度目の衝撃、そして二度目の発見。ページをめくるたびに新しい魅力が見つかる、そんな特別な時間を過ごしてみませんか?
『六人の嘘つきな大学生』、『教室が、ひとりになるまで』などの著者としても有名な浅倉秋成さんの新作ミステリー。家族に隠された嘘が重要なキーとなる「フーダニット」のストーリーは、二度読み必至の仕掛けが秘められています。
「電子書籍化絶対不可能」 、「ネタバレ厳禁」の口コミで評判になった1冊。2023年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第9位、2024年の「このミステリーがすごい!」で第8位となりました。最後まで読んだら、二度読みせざるを得ない仕掛けに気づきますよ。
『十戒』夕木春央
『方舟』の著者としても有名な夕木春央さんの二度読み必至ミステリー。2023年の「週刊文春ミステリーベスト10」第6位、2024年の「このミステリーがすごい!」第13位、2024年「本格ミステリ・ベスト10」の第7位など数々のミステリーランキングに入賞しています。『方舟』と同じテイストかと思いきや、ラストでの驚愕は新鮮に感じます。
第58回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作、2005年の「本格ミステリ・ベスト10」第6位の作品です。恋愛×ミステリーの大人気小説で、「読み終わった後は必ずもう一度読み返したくなる」と銘打たれた作品です。最後の1ページで世界が変わる衝撃を体験できます。
第57回日本推理作家協会賞受賞、第4回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」 2004年版第1位、「本格ミステリベスト10」2004年版第1位、週刊文春「推理小説ベスト10」2003年度第2位とさまざまなミステリー賞を総なめにした作品。恋愛活劇ミステリーです。
館シリーズの記念すべき第1作目である本作。シリーズ累計の発行部数はなんと750万部を突破している大人気ミステリーです。2023年には『タイム』誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100にもランクインしています。映像化できないといわれた二度読み必須作品ですが、2024年にドラマ化されたことでも話題となりました。
第30回吉川英治文学新人賞候補、第62回(2009年)日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞作品。2012年に阿部寛さん主演で映画化されました。2019年には続編となる『カエルの小指 a murder of crows』が発刊されています。
実写化不可能といわれたトリック。普通のホラー小説かと思って読むとラストの衝撃の展開に驚かされます。1993年の「このミステリーがすごい!」第16位になっています。心理描写のリアルさに震える1冊。人間の暗い部分を見事に描写しています。
雪に囲まれた山荘を舞台としたクローズド・サークルの王道ミステリー。第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補、「週刊文春ミステリーベスト10」(1996年)の国内部門7位、「本格ミステリ・ベスト10」(1997年)の国内部門3位。各章の冒頭に、要約と説明が記されるというユニークなスタイルです。
真相がわかったうえで、最初から読み直すと、張り巡らされた伏線に気づくはず。二度読み必至です。
ホラーが得意な道尾秀介さんの体験型ミステリーというユニークな作品。2019年「週刊文春ミステリーベスト10」第6位になっています。まず、作品に集中して読んだあと、巻末の写真を見ると、隠された真相に気づくという趣向。『いけないⅡ』が続編として発刊されています。
紋章上絵師でもある泡坂妻夫さんのユニークな作品。『世界でいちばん透きとおった物語』を読んだ人がこちらも読むという話題の本です。さらりと読みたいときにおすすめの1冊。
城塚翡翠シリーズの第1作目。「このミステリーがすごい!」2020年版第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、「第20回本格ミステリ大賞」小説部門受賞、「SRの会ミステリベスト10」第1位と合わせて5冠を達成しています。「すべてが、伏線。」のコピー通り、真相を知った後、もう一度読みたくなりますよ。
『余命一年、男をかう』の著者としても人気の吉川トリコさんが描く家族をめぐる物語。「ふつう」とは何なのか、それまでの価値観が激変してしまう衝撃のストーリーは二度読み必至と話題になりました。
第5回未来屋小説大賞受賞作品。二転三転する物語のラストは、読者自身が自分だったらどうするだろう?と考えさせられる点もあり、物語の奥行きを感じます。
先日発表されたばかりの「このミステリーがすごい!」2025年版の海外編で第9位にランクインした作品です。ユニークなプロローグが印象的な作品で、海外ものが苦手な人でも読みやすい1冊。終盤の怒涛の伏線回収に思わずにやりとしますよ。
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まとめ|驚愕の結末!二度読み必至のおすすめミステリー小説15選
二度読み必至のミステリー作品は、読者に驚きと深い感動を与えます。家族や友情、そして人間の本質を描きながら、巧妙なトリックと意外な結末が展開されるこれらの15作品。
『イニシエーションラブ』や『十角館の殺人事件』といった名作から、新しい感動を得られる『ぼくの家族はみんな誰かを殺してる』まで、どれもミステリーの醍醐味が詰まっています。
一度目の読後に感じた衝撃が、二度目の読書で新たな意味を持つ。そんな経験をぜひ体感してみてくださいね。