初心者にもおすすめの作品から映画化された話題作、さらに意外な隠れた名作まで、15作品を厳選してピックアップしました。伊坂幸太郎の小説は、独特なストーリーテリングや鮮やかな伏線回収で多くの読者を魅了しています。まだ読んだことのない方もぜひ、一度手に取ってみてくださいね♪
第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作品。伊坂幸太郎さんのデビュー作で、2004年にラジオドラマ化、2009年に漫画化、2011年には吉沢悠さん主演で舞台化されています。ファンタジー×ミステリーの世界観にあっと驚かされます。
第132回直木三十五賞候補になった作品です。2004年に角川書店から出版された際、伊坂さんが「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」と語ったといわれています。
2008年に漫画化、2015年に生田斗真さん主演で映画化されています。伊坂幸太郎さんの人気シリーズ「殺し屋シリーズ」の第1作品目。伊坂作品を深く知りたい人は絶対に外せない1冊です。
第25回吉川英治文学新人賞受賞した作品。2007年に濱田岳さん主演で映画化、2016年に吉沢悠さん主演で舞台化されています。
現在と2年前の出来事が交互に進んでいき、張り巡らされた伏線が回収されていきます。「殺し屋シリーズ」とはまた違った雰囲気の作品。
2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞作品。『このミステリーがすごい!』2009年版1位を獲った作品です。2010年に 堺雅人さん主演で映画化、2016年に畑中智行さん主演で舞台化されています。2018年には韓国でも映画化されました。
巧妙に張り巡らされた伏線もたっぷり!エンターテイメント性の高い作品です。
第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位と注目度も高い作品です。2009年に加瀬亮さん主演で映画化されています。
家族の絆を感じられるミステリー。キャラの描写が魅力的でぐっと引きこまれます。
第57回日本推理作家協会賞短編部門受賞、第134回直木三十五賞候補、2006年本屋大賞第3位になっています。
死神を取り巻く6つのお話から成る短編集です。『死神の浮力』が続編。2006年にラジオドラマ化、2008年に金城武さん主演で映画化、2009年に香川照之さん主演で舞台化、2018年に萩原聖人さん主演で舞台化されています。
大学で出会った5人の男女の青春と成長の日々を描いた作品。通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、麻雀などさまざまな出来事が起きる群像劇です。
青春時代がぎゅっと凝縮されたような爽快感のあるストーリーが心地よい1冊です。
2009年に堺雅人さん主演で映画化。若い女性画家。泥棒を生業とする男。父親を自殺で失い神に憧れる青年。不倫相手との再婚を企むカウンセラー。職を失い途方に暮れる男。いくつものストーリーが交錯する巧妙な構成が魅力の1冊です。
第12回本屋大賞第9位の作品です。2018年に漫画化、2019年に三浦春馬さん主演で映画化されています。恋愛をテーマにした異色の作品で、6つのお話から成る短編集。それぞれの物語がリンクする構造が見どころです。
第2回本屋大賞第5位。第56回日本推理作家協会賞短編部門で候補作になりました。2006年に坂口憲二さん主演でドラマ化、2014年に舞台化されています。『サブマリン』が続編。
伊坂さんが「短編集のふりをした長編小説」であるといったことでも話題となりました。収録された全作品に陣内という男が登場する連作短編。
2020年第33回柴田錬三郎賞を受賞。2021年本屋大賞第4位。
小学生の子供の視点で描かれる5つのお話からなる短編集です。帯に書かれたように「最高の読後感」を楽しめる作品。
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2020文庫ランキングTOP20第1位など、2020年の年間文庫ランキング4冠達成した本作。「殺し屋シリーズ」の第3作品目で、累計部数55万部を突破、シリーズ累計では285万部を超える大人気シリーズの1冊です。
「殺し屋シリーズ」ですが、家族がテーマのストーリー。ちょっぴりコミカルさをプラスして描かれるお話がぬくもりをより感じさせてくれます。
『グラスホッパー』の続編。第7回大学読書人大賞を受賞しています。2018年平野良さん主演で舞台化しています。2022年にはハリウッドでも映画化。ブラッド・ピットさん主演で映画『ブレット・トレイン』として公開されました。
新幹線の中で、3組の殺し屋たちがバトルを繰り広げます。疾走感のあるお話で一気に読み進められますよ。
2018年「このミステリーがすごい!」第2位、「本格ミステリ・ベスト10」で第8位になった本作。登場人物の視点がころころ変わり、読者だけが全体の情報を掴んでいくというユニークなスタイルです。特徴的な「伊坂マジック」の構造に驚かされますよ。
第4回(2007年)本屋大賞4位を受賞しています。2024年韓国に舞台を移し、Netflixでドラマ化されたことでも話題となった本作。
8年後に小惑星が地球に衝突すると報道されてから5年たった仙台の団地の人々に焦点を当てた8つの連作短編集です。今の自分だったらどうするだろう、と読むたびに新たな気持ちになれる物語です。
まとめ|伊坂幸太郎のおすすめ小説15選|読んでおきたい話題作から隠れた名作まで徹底紹介!
伊坂幸太郎のおすすめ小説15選をご紹介しました。『グラスホッパー』や『アヒルと鴨のコインロッカー』は、初心者にも読みやすく、多くの人に愛されています。
伏線回収の巧妙さやユーモアが光る『重力ピエロ』や『死神の精度』も見逃せません。社会派のテーマや家族愛を描いた感動的な作品も多く、幅広い層に支持されています。
ぜひ、伊坂ワールドに足を踏み入れてみてくださいね♪