伝統的な製法を守って漬け込み作業進んでいます。
昨日は約8トン、今日は4トン程度天日干し大根が入荷しました。
今シーズンもいよいよ終盤になってきました。
お伝えしている通り、良質な天日干し大根が入荷していますのでこのまま天気が安定していて最後まで良い品質のものが入荷してくることを期待しています!
日本にはたくさんの発酵食品がありますよね。醤油、みそ、味醂、お酢、そして漬物です。
ただ、近年、それらも短期間で大量生産できる近代的な製法が確立され、広く利用されています。
昔ながらに手間暇と歳月をかけて作られているものも今はまだ存在していますが、近くのスーパーとかで手軽に手に入れることは難しく、お取り寄せなどで手に入れる必要があります。
それでも、今はまだ手に入れること自体は可能です。今こそそうした生産者さん、メーカーさんを皆さんに応援してもらいたいと思います。
というのも、私のところでも米食文化が減少することで大根を漬け込む米ぬかが手に入りにくくなっていたり、大根の生産者さんが後継者不足・栽培面積の減少・農業機械の部品入手が困難など、様々な問題で減少していて、少しずつ漬け込む量が毎年減少しています。
きっとお醤油やお味噌、お酢などの伝統的な発酵食品を製造されている方も同様だと思います。
私の小さい頃は、納豆というのは藁に包まれていましたが、今では大量に藁を手に入れるのも難しい時代なのではないかと思います。
SDGs等の観点からすれば納豆は藁で提供していただきたいと納豆作りを知らない私は勝手にそう思ってしまいます。
※納豆メーカーさんすみません。
少なくとも昔ながらの製法で作られる食品が減少傾向にあることは間違いないと思います。
時代の流れや人出不足などの状況から致し方ないことだと思います。
ただ、今でも昔ながらの製法で作られているメーカーさんもいらっしゃいます。手間ひまかかる製法なので、大量生産される商品より値段はやや高めになりますが、今こそ、ぜひ応援してもらいたいともいます。
私たちも生産者の方々と協力しながら天日干し沢庵の製造に努めて参ります。
では、また明日。