野菜を漬ける、それは簡単な調理方法の一つ。
昨日は市販されている漬物の低塩化が進んでいることを書きました。
この記事では野菜を食べるという意味で、
生野菜、茹で野菜、浅漬けの3種類を比較してみました。
浅漬けは、
かさが減り、酵素・ビタミン・ミネラルなどをそのまま摂取できて、必ずしも味付けの必要のない食べ方(調理方法)です。
野菜には、皆さんご存知の食物繊維が含まれており、便秘の予防や整腸作用、血糖値上昇の抑制、コレステロール値の低下などの作用が知られています。
余分な水分が抜けて野菜の味が濃くなり、かさが減ることで効率よくたくさんの野菜を食べられます。
また、さらにぬか漬けになるとさらに栄養価は増します。
あと、野菜にはカリウムという成分が含まれています。カリウムは、塩分のとりすぎを調整する役割を持っています。
ちょっと、安心しますね。
漬物というと塩分を強調されることがありますが、現在では低塩化が進み、このような機能性を持っているのです。
野菜を漬けるということは特別な作業でなく、日本古来から伝わる調理方法の一つ、としてどんどん漬物文化が広がっていくとうれしいです。
私のところではこれまで、漬物教室やぬか漬け教室も開催してきました。できれば業界みんなで漬物の良さをアピールしていけたらいいなぁと心から思っています。
浅漬けやぬか漬けは自宅で簡単に作れますので、作ったことのない人でもぜひチャレンジしてみてください。
発酵した古漬けはお店で漬物を購入されることをおすすめします。それはある程度の量を漬け込こまないと重しの効きが悪かったり、熟成がうまく進まないからです。やや高額になりますが、手間暇と熟成期間を考えれば決して高いものではないと思います。せっかく購入するなら自宅で作ることが難しい、こちらが絶対におすすめです。
熟成させると野菜自体の色が褐変しますのでそこを目安にされるとわかりやすいです。(その際には着色料の使用の有無を確認してください。)
では、また明日。