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【ゲームレビュー】フィットボクシング2【1との比較、リングフィットとの比較】

※12/3 22:24 追加コンテンツについて追記しました。
※12/4 11:24 公式動画を貼り付けました。より説明が分かりやすくなったと思います。
※1/21 他記事や本家へのリンクを付加しました。

前書き

 木村です。
 世間様がマリオ35周年とかサクナヒメで米作りとかにフォーカスしているこの時期、私はあえてこのゲームを取り上げたいと思います。
 フィットボクシング2。
 まさかのリングフィットですらなく。
 しかし、1から続けている身としては(そしてリングフィットもやっていた)ぜひこの素晴らしい作品を声高に称賛したいのです。
 ということで、前書きはこれくらいにして本題に進みたいと思います。

フィットボクシングとは

 フィットボクシング(1はこちら、2はこちら)は、ニンテンドースイッチ用ボクササイズソフトです。制作会社は株式会社イマジニアで、全世界累計出荷販売本数90万本を突破しています。
 ゼルダとかマリオとかと比べないでくださいね、これ結構すごい数字なんです。
 詳しい内容はリンク先を見ていただいた方がビジュアル盛りだくさんで分かりやすいと思いますが、簡単に内容と特徴を。

※比較が分かりやすいように公式動画を貼り付けました。

 フィットボクシング1・2は内容としてはほぼ同じです。メニューも変わりません。
 フィットボクシングはボクササイズゲームです。ニンテンドースイッチのジョイコンを左右の手に持ち、ボクシングの動作をすることで画面上に表示されたターゲットを打ちます。いわゆるリズムゲーの一角ですね。
 基本メニューは二つ。デイリー、フリーからあなたに合ったエクササイズを選択します。
 デイリーはエクササイズ時間や難易度にあったコースが複数選択されます。一日に一回しかできず、通常はこれを選びます。
 フリーはコースごとを選択して個別に練習するメニューです。
 実は二人プレーとかもあるのですが、私はやったことが無いので割愛。
 このゲームの特徴は、モーションキャプチャーされたトレーナーが声と動作でエクササイズを指導してくれること。有名声優さん(上坂すみれさん、中村悠一さんなど)の声で「頑張って」とか「テンション上げていきましょう」とか言われるのですごくモチベーション上がります。
 毎日最大40分のエクササイズで、気持ちよくダイエットしていくことができます。
 メニューもシンプルでやれることが少ない。でもだからこそ余計なことを考えずに毎日のトレーニングに励むことができる。
 この選択と集中が、フィットボクシング最大のメリットだと私は思います。

1と2の違い(1)インストラクターが増えた

 さて、では1と2の違いについて触れていきましょう。
 1はデイリー、フリー、インストラクターの変更と衣装の変更が可能でした。他はカレンダー式に自分のエクササイズ記録の閲覧と身長体重などが記録できます。
 2も基本的には同じです。デイリー、フリー、インストラクターの変更と衣装の「購入」ができます。またカレンダー式に自分のエクササイズの記録が閲覧でき、マイメニューっぽく自分の身長体重が管理できます。
 まず違うのは音楽です。1でも有名洋楽20曲から自分の好みのものを選べましたが、これが刷新されました。オリジナル曲も選べて選択の幅が広がっています。
 また、インストラクターの数も増えました。1のインストラクターに加えて男性1名、女性2名が追加されています。今を時めく鬼頭明里さんがメインキャラクターとしてチュートリアルとかしてくれます。

1と2の違い(2)背景が豪華に

 そして、肝心のボクササイズ画面も大きく変わりました。
 基本のリズムゲー的な構成は変わりません。左右に柱上のリズムバーがあり、画面の下からボクシンググローブの形をしたアイコンが上がってきます。それに対して適したパンチ(やウェービングなどの動作)を打ち、より多くの点数を確保することでクリアになります(クリアしなくてもペナルティは無しです)。
 ただ、2では画面背景が豪華になりました。バリエーションも増え、海岸などリアルな背景もあります。そして、2ではゾーンという仕組みが導入されました。得点を重ねていくと、ゲージが溜まり、ゾーン状態に入ります。そうすると、背景が派手に変化し、気分が盛り上がるのです。
 実はこの背景、1では動きはするもののほぼ変化なしだったのですが、2になって特典が溜まっていくごとに少しずつ動きが変わったり背景が豪華になっていきます。そうすることでモチベーションを上げる工夫がなされているのです。まあタイミング捉えるのに一生懸命なのでなかなか気付きませんが。

1と2の違い(3)さらに細かく画面の違い

 さらに画面に足あとが出るようになりました。
 ボクササイズをしている間、リズムを取って前後に1、2と動き続けるように言われるのですが、パンチを繰り出したりステップを踏んだりすると、この前後のリズムが合わなくなります。
 インストラクターはたまにリズムを合わせ直してくれるのですが、それでもよくズレていました。
 で、2ではこの足あとアイコンによって、自分がいま前と後ろどちらに重心をかけるべきなのかが一目瞭然になりました。これは地味だけど非常に嬉しい変化ですね。
 また、画面右上にスコアが表示されるようになり、リアルタイムに変化していくのでとても気分が上がります。1ではJUSTの数なども特に表示されてなかったので、その場その場で「JUSTだ」「ミスった」くらいしか感じられませんでした。しかし、スコアが導入されたことで、これを上げていこうという目標ができ、よりエクササイズに集中できるようになりました。
 そして、ここは意見が分かれるかもしれませんが、動作の認識具合も良くなっていると思います。
 私は1では連続ジャブをすると2発目以降がJUSTでなくGOOD認定されていたのですが、これが同じタイミングでJUST認定されるようになりました。
 そして、認識の具合をメニューから調整できるようになっています。これは嬉しいですね。
 またステップやウェービングが苦手な方は、これを自動認識(やってなくてもJUST判定)や出さないように変更もできるようになりました。
 ウェービングでつまづいた方には朗報ですね。

1と2の違い(4)アチーブメントと衣装の購入

 1までは、デイリーのJUST率を上げること、カロリーや体内年齢が良くなっていくことがモチベーションのすべてでしたが、2でアチーブメントが導入されました。例えばエクササイズの点数に応じた★の数をいくつか取るとアチーブメントが解放されます。それによってより正確に、たくさんのエクササイズをこなそうという気分になって来るのです。
 アチーブメントを取るとチケットがもらえます。1ではエクササイズを特定回数行うと、インストラクターの衣装がもらえましたが、2ではこのチケットを使って衣装を買うことができるようになりました。これによりエクササイズと結果が結びつき、見事なゲーミフィケーションが達成されています。
 カッコいい、かわいい衣装をもらうためにエクササイズに励む、そしてそれを着てインストラクターが指導してくれる。これは良いですよ。

1と2の違い(5)2で一個だけ残念なこと

 さて、今までの話しで2は完全上位互換、となりましたが、一個だけ残念なことがあります。
 1では、フリーでエクササイズコースを選ぶ直前にのみ、リズムアイコンを変更するメニューが出現していました。例えば爆発のアイコンを選ぶと、エクササイズ中にパンチがヒットするとパネルがぼんっと爆発します。その他にも氷などもあり、変化が楽しめていました。(変更したものはデイリーにも引き継げます)
 これが2ではどうやら無くなっているようでした。
 まあそもそもメニュー画面とかには存在せずフリーの奥深くにのみ存在する設定だったので気付いてすらいない人が多かったと思いますが、私は結構好きでした。
 代わりに背景という分かりやすいところが豪華になったので、それはそれで満足なんですが、できればエキスパンションパックで追加して欲しいですね。
 あ、そうです。2からはどうやらニンテンドーeストアで追加コンテンツが買えるようになるみたいです。メニューがありましたから。まだ何も表示されませんが、今後に期待しましょう。

🍙どうやら早速追加コンテンツ「鬼モード」が使えるようですね。
 いつもは優しいコーチがビシバシ指導してくれるらしいです。私は明日やってみます!

リングフィットとフィットボクシング、どちらがお勧め?

 さて、最後の項目です。
 昨今話題で品切れまで引き起こしていたリングフィットとフィットボクシング、どちらがお勧めなのでしょうか?
 私はフィットボクシングが合ってます。
 でも、他の人にとってはそうでないかもしれません。
 というのは、この2つのゲームは目的が違うからです。
 フィットボクシングは全身をくまなく使い、時には激しく動きますが、基本的には有酸素運動です。運動量もデイリーだけなら翌日筋肉痛になることはほとんどないでしょう。
 ですが、リングフィットはそのほとんどが心肺機能の強化と筋肉トレーニングに当てられています。途中で休んではどうか? とメッセージは出ますが、止めるタイミングはユーザーに任されています。
 そのため、翌日どころかウッカリするとゲームしたその後からすぐに筋肉が痛くなります。
 ゲーム性としても、より辛いトレーニングである筋トレを楽しく長く続けられるようにたくさんの要素が含まれています。
 なので、比べるよりも、目的を考えましょう。
 筋トレをして全体の筋肉量を上げたいのであればリングフィット。
 有酸素運動で脂肪を燃やすことを目的とするならフィットボクシング。
 正直、ダイエットであればフィットボクシングの方が長く続けられるし、負荷が高くないのでオススメです。
 より引き締まった体を作ったり、何かのスポーツを念頭にトレーニングしたいのであればリングフィットが良いですね。

フィットボクシング関連記事

 私の書いた関連記事や、本家へのリンクを記載しておきます。

【ゲームレビュー】フィットボクシング2 追加コンテンツ・鬼モード【リンちゃん可愛い】
【ゲーレビュー】フィットボクシング2・トレーナー紹介その1
note-フィットボクシング
イラストで解説!Fit Boxing (ボクシングの動きのイラスト解説です)

最後に

 さて、いかがでしたか?
 フィットボクシング2の魅力、伝わったでしょうか?
 この辺はどうなってるの? コースごとの難易度は? など、ご質問いただければ追記しますのでお気軽にどうぞ。
 もしこの記事がお気に召しましたら、スキ、お願いします!
 それではまた次回お会いしましょう!

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木村 勇雄
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