文房具【マジックペン】の英単語・漢字・雑学の紹介
きむっちです。
意外なことがあったからこそ、今のマジックペンができました。どんな出来事があったのか、知りたくないですか?
マジックペンには漢字があるんですが、知りたくないですか?
この記事では
マジックペンの英単語・漢字・雑学について紹介していきます。
この記事を読むことで
マジックペンについていろんなことを知ることができますよ。
【この記事を読んでいただく前に】
この記事を読んでいただく前に、
ボールペンのことを知っておくことで
さらに面白く読むことができますよ。
ボールペンの記事はこちら
万年筆の記事はこちら
マジックペンについて
まず、マジックペンの正確な商品名は「マジックインキ」になります。
日本語では「マジック」と略して使うことが多いです。
【マジックペンの原理】
ここからはマジックペンを使うときの原理について説明していきますね。
マジックペンとは、
ペン先に成形した繊維質(フェルト、合成繊維)などの芯を使い、
毛細管現象によってペン軸となる容器からインクを吸い出し描画するための文房具になります。
つまり、マジックペンは万年筆と同じ原理で書きだせるってことです。
*毛細管現象とは*
細い管状物体の内側の液体が管の中を上昇(もしくは下降)する物理現象
引用元:毛細管現象(Wikipedia)
マジックペンの歴史
【マジックペンはイギリスのフェルトペンから始まった】
まず、マジックペンの歴史は
フェルトペンから始まっています。
フェルトペンは1791年にイギリスの貴族によって考えられたのが
最初とされています。
室内の装飾に使われれていたフェルトを切り取り、
先が細くなった金属の筒にはめ込み、インクをしみこませながら使ったことがはじまりです。
現代使われているマジックペンに近いものは1940年に登場しました。
この頃はラベリングや芸術の分野で使われていたとされていますよ。
【日本ではマジックインキから始まった】
日本で最初のマジックペン「マジックインキ」は
1953年(昭和28年)4月に発売されました。
「マジックインキ」を使うことで
紙以外のガラス・プラスチック・木材・金属などにも欠けるようになったことでこれまでの常識を打ち破ることに。
雨でも手でも擦っても落ちないということから、
「魔法の筆記具」とも言われていたくらいです。
なお、マジックインキが開発され始めたのは1951年のことなんですよ。
当時は第二次世界大戦が終わったばかりということもあって、マジックインキが作られるまで物資が不足していました。
そのような中でわずか2年間で開発したと考えるとすごい知恵と努力が集結していたことが伺えますよね。
【壊れたペンからの発見がキッカケ】
このような状況の中でマジックペンの開発が進んだキッカケとなったのが、なんと壊れたペンがキッカケなんですね。
当時海外から持ち帰ったマジックペンがたまたま壊れてしまっていたんですね。
それをヒントに「毛細管現象を利用して、インクを出せるペンを開発すればいいのでは?」ということにつながって、いろいろな試行錯誤がなされた結果として今のマジックペンができたわけです。
ものが壊れたからといってガッカリするのではなく、壊れたものから何かを発見して新しいことにつなげていく姿勢が素晴らしいです。
【マジックインキをきっかけにいろんなマジックペンができた】
このマジックインキができたことがキッカケとなって、
いろんなマジックペンができるようになりました。
サインペン、筆ペン、蛍光ペンなどができることになったのも、マジックインキがあってこそなんですね。
マジックペンの漢字
「マジックペンに漢字があるのか?」と思われた方がいるかもしれませんね。
マジックペンにも漢字がありますよ。
マジックペンを漢字で書くと以下のようになります。
「油性筆」
この漢字は中国語からきています。
その他にも表し方があります。
● 万能筆(yahooの中国語翻訳)
● 箱頭筆(香港の中国語)
マジックペンの英単語
ここまで
「マジックペン」という名まで説明してきましたが、
「マジックペン」は和製英語なんですよ。
マジックペンは
英語で”marker"と言います。
日本語ぼく表すと「マーカー」と言います。
【markerの語源】
まず、”marker"は
動詞”mark"の名詞形なんですね。
ここでは、
”mark"の語源について解説していきます。
”mark"は古期英語の”mearc(印、境界)”から
いろんな言語をたどって変形してきました。
ここで、”mark"には
「印」、「マーク」の意味以外に
動詞で「マークを付ける」という意味があるんですね。
つまり、
”marker"は「マークを付けるもの」という意味になります。
その他に、
”mark"には「本来の形や色を傷つけたりよごしたりする)跡」、「傷跡」、「あざ」などの意味もあります。
TOEIC L&Rテストでも
次のように指示文が書かれていますよ。
You must mark your answers on the separate answer sheet.
「別の解答用紙に答えのマークを付けなければならない」
引用元:iiBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション)
この英文では
助動詞のmustが使われていますよ。
助動詞のmustについて振り返りたい方は
こちらの記事で振り返っていただければと思います。
【markerの英英】
ネットの英英辞典では、
”marker"は次のように表されています。
an object, sign etc that shows the position of something
「何かの位置を示すためのモノ、印など」
引用元:marker(ロングマン英英辞典)
まとめ
現代ではマジックペンが改良されて
いろんなペンができることになりました。
マジックペンができたキッカケは
海外から持ち帰ったペンが壊れたからなんですね。
何かが起こったきっかけによって
物事を大きく変えられることがあるわけなんですね。
普段からの気づきを残していくためにも、
マジックペンで記録していきたいところです。
次回のお知らせ
次回は
この記事でも登場した「蛍光ペン」について書いていきます。
次回まで楽しみにしていてくださいね。
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書くための文房具はその他にもいろいろあるんですよ。
こちらの記事を参考にしてくださいね。
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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>