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心理的安全性AWARD2022 授賞者の過去記事を集めてみた

昨日、「心理的安全性AWARD2022」授賞式に参加してきました。

授賞式は、テレビでも放映されるほど注目のイベントとなったようです。

受賞者の取り組みと、評価コメントは公式ページに掲載されています。

私は会場で表彰コメントを聞きながら、もっと各企業の取り組みを知りたくなって、公開情報をWeb検索しまくっていたので、雑にnoteに残しておきます。

具体的な取り組みが気になる方の参考になれば嬉しいです。

SILVER RING 受賞

サッポロビール株式会社 人事部キャリア形成支援グループ

『心理的安全性を共通言語に!〜企業も社員も成長するしなやかで強いチームづくりを目指して〜』

マネジャーが心理的安全性を広げるファシリテートしたり、会議の前に心理的安全性を確認する、等の取り組みもあって、すごく大規模な取り組みに広げられていたのが印象的でした。

企業サイトの健康経営の取り組みのページでも「心理的安全性」の言葉が見られるほど浸透しているようです。

2020年は人財育成と組織活性化に資する1on1ミーティングの実施・活用に向け、管理職に向けたセミナー、2021年は心理的安全性に関するセミナーを実施しました。また、オンライン環境下ではミーティング以外に、日常的な会話から組織横断的コミュニケーションまで、チャット機能、通話機能をはじめとしたITツールを積極的に活用・推奨し、優れた取り組みはイントラネット上で公開し水平展開しています。グループ全体で開催した職場単位のチーム制健康増進施策には、サッポロホールディングスとサッポロビールから2020年は1500名以上、2021年は1650名以上が参加しました。

安心して働ける職場環境づくり|個性かがやく人財の輩出|サッポロホールディングス


パーソルキャリア株式会社 社員のメンタリング・ネットワークで組織を活性化 「タニモク×モクサポ」プロジェクト

『有志メンバーの「本気」をつくる⼼理的安全性 : メンタリング・ネットワークで組織を活性化』

「他人に目標をたててもらう」=「タニモク」と「目標をサポートする」=「モクサポ」を組み合わせたプロジェクトを進められていたそうで、noteに紹介する記事がありました。

最近の事例記事には、端的に効果などもまとめられていました。


静岡鉄道株式会社 人事部兼みんなの100日プロジェクト推進チーム 心理的安全性プロジェクトチーム「The Safety」

『みんなで作る心理的安全性とウェルビーイング。「みんなの100日プロジェクト」』


プロジェクトの参加形態として「挙手」「握手」「拍手」という参加形態を認めるなどユニークな制度を紹介されていました。

こちらは記事などは見つけられなかったのですが、全社の優先的な行動計画の中に「心理的安全性」の研修が盛り込まれているようです。

2.目標と取組内容と実施時期
目標1:性別に関係なく、従業員一人ひとりがエンゲージメント高く働き続けられる取り組みを実施する
<取組内容>
2022 年 04 月~ 評価者研修
2022 年 10 月~ 360度サーベイ・心理的安全性に関する研修
2023 年 10 月~ 360度サーベイ・心理的安全性に関する研修 ※対象者拡大
2024 年 10 月~ 360度サーベイ・心理的安全性に関する研修 ※対象者拡大

静岡鉄道株式会社行動計画(次世代育成支援対策推進法)


みずほ信託銀行株式会社 信託業務ステージアッププロジェクト

『信託業務ステージアッププロジェクトの取り組みについて』

こちらも記事はみつけられなかったのですが、「べからず集ではなく、役に立つ情報の発信」など工夫を重ねられてきたそうです。


株式会社ミライフ コーポレート担当

『「背中を安心して預けられる」第二創業期の心理的安全性』

特に新奇歓迎を評価された「Culture book」は企業ページで見つけました。

受賞の喜びコメントもされていたようです。


千代田化工建設株式会社 バリューイノベーション推進部 DIGLABグループ 次世代 DIGGING LAB.

『「DIG」って「LAB」って変革を!~心理的に柔軟な実践コミュニティDIGLAB~』

過去最大規模の赤字からプロジェクト推進までのエピソードは記事がありました。

リクルート社のnoteにも掲載されていますね。


株式会社ナラティブベース

『ナラティブから生み出す心理的安全性 ~成果と成長を持続的に生み出すチームを作る挑戦~』

「きちんと振り返る」というのを強く意識していると評価されていた同社は、心理的安全性を確保するための考えを記事にしていました。

自社での工夫も取り入れながら、サービスも提供しているのかもしれません。


学校法人札幌慈恵学園 札幌新陽高等学校

『“学習する学校”で高まる心理的安全性 ~本気で挑戦する人の母校・札幌新陽高校の取り組み~』

「高校が受賞!?」とムチャムチャ驚いたのですが、「生徒の学習のために、先生自身も学習する」という高校の話はLogmeで見つけました。


株式会社ザカモア

『「ねえねえトニー」イングリッシュネームからはじまるフラットな関係性』

役職も評価制度も廃止するという大胆な取り組みを決断した企業です。

特定の記事は見つけられなかったのですが、企業ページにエピソードが書いてありました。ページ下部には、更に詳しい話があります。

ザカモアは2020年1月
トップダウン経営をやめました。
同時に、役職も、ノルマも、
名前のさんづけもやめてしまったのです。

株式会社ザカモア|僕たちの想い

GOLD RING 受賞

株式会社タムラ製作所 心理的安全性浸透チーム

『「視点」と「行動」から変える心理的安全な組織・環境づくり』

「人権・労働」というページが企業サイトにあるのが珍しいと思ったのですが、よくあるのでしょうか?同ページの中には「心理的安全性の導入」について記載があります。

評価にも盛り込まれるほど浸透しているようです。

行動特性(コンピテンシー)評価制度
グレードごとに求められる役割に着目し、チームの力を引きあげるコンピテンシー(タムラガイドライン・心理的安全性)と、個々の成長につながるコンピテンシーの2つの観点から評価を行います。上長と面談が行われ、自身の強みや課題についてのフィードバックがあります。

研修制度・福利厚生|人財育成 |タムラ製作所


17LIVE株式会社 HR

『成長の土台となる心理的安全な職場づくり』

こちらも記事は見つけられませんでしたが、Wantedlyの「価値観」がそのまま心理的安全性と直結していると感じました。

17LIVE株式会社の会社情報 - Wantedly


住友ファーマ株式会社 技術研究本部 中計戦略課題 SUGoI活動推進チーム

『SUGoI活動の取組みの中での心理的安全性 ~技術と英知で夢をカタチに~』

SUGoI人材が生まれるための心理的安全性を促進するはたらきかけをされているそうですが、社員インタビューの記事で心理的安全性についても触れられています。

本当に情報共有は大切だよね。どんな考え方や意見も否定しないことは、研究者には必要な姿勢です。私もマネージャーとして、みんなが自分の考えを安心して発言できるよう、メンバーの心理的安全性が担保できるよう努めています。

[がん創薬研究] 上司×研究員対談|住友ファーマ株式会社 2023年度 新卒採用情報サイト


株式会社アクアリング 全社取り組み

『いいモノづくりは、いいチームづくりから始まる』

トップ自らが悩んで動いた全社の取り組みだったそうで、受賞スピーチも素晴らしかったです。

こちらはnoteになってますね。


大阪国際がんセンター 看護部 内科・外科系外来

『がん医療最前線 命を守る現場で スタッフがいきいきと働き続けられる職場をつくるための取り組み』

これも高校に続き「病院が!?」と驚いた受賞でしたが、確かに病院のような場所ほど、心理的安全性が必要なのは納得です。

「心理的安全性」がテーマのものではないですが、受賞コメントをされていた方のインタビューが病院ページに載っていました。

また、中身は見れないのですが、雑誌の特集として気になる取り組みも発見しました。これもきっと心理的安全性に関連しそうで、なにより中身が気になるタイトルです。

4コマ漫画形式の発表で楽しく,効果的に学ぶ!
多職種合同による接遇研修の企画,実践

~コロナ禍の制約を多職種の絆を深める話し合いの機会に変える工夫
地方独立行政法人大阪府立機構 大阪国際がんセンター
看護部長/認定看護管理者
川崎弥寿子 ほか

情報誌 : 隔月刊誌 看護部長通信 4・5月号目次

PLATUNUM RING 受賞

富士フイルムビジネスイノベーション労働組合

『心理的安全性を切り口とした対話による職場をよくする取り組み進捗報告』

最上位の受賞となると、しっかり記事になってますね。


ダイハツ工業株式会社 エンゲージメント向上W/G

『ミドルマネジメントからつくる心理的安全性 ~仲間づくりで全社にムーブメントを!〜』

こちらは2つの記事を見つけました。


双方とも、受賞時に熱のこもったコメントや具体的な取り組み紹介もされてて、印象深い式となりました。


まとめにかえて

あらためて、各企業の取り組みを見た後に、評価コメントを見ると「なるほどなぁ」と思うポイントが増えそうなので、受賞者ページをあらためて貼っておきます。

ぼくの検索力が低かっただけかもですが、まだまだコンテンツ化されていない取り組みも多そうなので、この受賞を機に各社の取り組みが見られるようになればいいなと思いました。


あと、「心理的安全性のつくりかた」は、気付きが多い本なので、社内外の様々な人におすすめしてますので紹介。


各社の素敵な取り組みが広がることで、色んな場所で心理的安全性が高まることを祈っています。

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