カレーとアーティスト
昨日は弦さんたちとの飲み会。
渋谷でメキシコ料理を堪能した。ほんとにうまかったなー。
タコスやファヒータのうまさは言わずもがなだけど、負けず劣らずスパニッシュオムレツが美味しかった。メキシコなのに、スパニッシュ?という感はあるけれど、さっきメキシコ料理について調べてみたら、ヨーロッパの影響を強く受けているとあった。そういうことなのだろう。
朝、起きると珍しく疲れが残っている。寝るのが遅くなってしまったからだろう。モヒートが強かったのかも知らない。
それでも一通りの家事をこなした。土曜日の朝、部屋を掃除した後の爽快感は格別だ。くせになる。
やることやったら、アーティストという漫画を読む。気弱な天才料理人の成長談とのことで、たまらなくおもしろいスタート。
何が良いってキャラが良い。
主人公みたいに天才ではないけれど、気弱で、うまく人と付き合うことができない感じに共感してしまう。
一方、そんな天才料理人の友達になる皿洗いの青年のキャラも良い。いわゆる自分探し中で、好きなことを探して、職を転々としていている。あっけらかんとして、優しい性格で、主人公をアシストするんだけど、好きなことが明確な主人公を心底羨ましがってるところは、自分の姿を見ているよう。
つまり、主役級のどっちも共感できて、この先どうなるのか楽しみでならない。
その後、カレーを作る。
今日は冷蔵庫の豚バラを主役に抜擢。ベースはココナッツミルクにする。
初めてのココナッツミルクはヨーグルトのようになっていた。こんな固形なんだ!と驚いたけど、後になって考えたら、かき混ぜて液体状にすべきだったようだ。おかげでカレーがすごく甘くなった。新しいことだからこそ、失敗できる。と前向きに捉え直す。
それにしても、今週は3回目のカレーで、コンスタントに食べ過ぎて流石に飽きが来ていることを認めざるを得ない。
毎日、カレーを作ってる印度カリー子さんの情熱は憧れて、一つのものを突き詰めたい欲はあるんだけど、やはり俺には向いていないようだ。
アーティストじゃないけど、俺は主人公のようにはなれないんだなぁ。
自分は飽きやすい。そこに抗うよりかは、自分はそうなんだと受け入れて、どんどん広く、いろんなことを楽しむ姿勢のほうがよいのではないかと思った。
カレーに向き合い、自分を知るのだ。