鉄鍋でゴハン
1月31日、はじめて使う鉄鍋で米を炊いた。
結論から言うと、炊飯器とは一体なんなのかと言いたくなるほど米が美味しいと感じる炊き上がりだった。
この鉄鍋をクリスマスプレゼントにもらってからもう1ヶ月以上経っていると言うのに、年末年始から今に至るまで鍋の箱を開けて米を炊くと言うただそれだけの動作ができなかった。
娘のピアノのコンクールとか?
娘のピアノの先生が変わったこととか?
新しいピアノが搬入されたこととか?
何度も調律が入ったこととか?
おばあちゃんのトイレ問題とか?
おばあちゃんのMRI検査とか?
おばあちゃんの要介護認定とか?
息子の卒業制作講評とか?
息子の大学院入試とか?
その他本当に色々。
やっとかなあ?
おばあちゃんのデイサービスの目処が経って、息子の大学院入試の結果が出て、目先のことが少し安心できてようやく鉄鍋の箱を開けた感じだろうか。
鉄鍋で米を炊くことについて
私が使っているのはル・クルーゼだったりストーブだったりとにかく重い鉄鍋なんだけど、家族が多いから最大長径30cmのものを含めて5個台所の横に縦に積まれている。
また別の機会に書こうと思うけど、鉄鍋は時短料理にとにかく便利で毎日なにかしらの調理に使っている。基本的な使用法としては、下拵えした材料と調味料を加えて蓋して加熱→放置→火を落として予熱調理で放置、これだけで済むのだ。
それで肝心の米
米一合に対して水200mlを加えて1時間放置、弱火で加熱して蒸気が出てきたらやや強火にして若干の焦げ臭がしたら歩を落として予熱で放置(蓋は開けない)。加熱から火を落とすまで約15分。多分炊飯器で炊くよりも短時間で済む。
予熱で放置して10分で蓋を開けるとほんのりおこげの香りがする湯気が立ち上がって感動すら覚える。
お米の粒がしっかり残ってお米一粒一粒がなんとも美しい。そして噛めば噛むほど甘く味わいがあり口の中に長い時間味わいが残る。
こんなに米が美味しいと感じた食事はいつぶりだろう?
心が落ち着いたこともあるけれど、鉄鍋で炊いた米の麗しさは格別なものだった。