エンジニア採用担当、やりたいですか?やりたくないですか?
先日、HERPさんのイベントにお呼ばれして、「エンジニア採用担当のキャリア」についてお話させていただきました。
私はエンジニアから人事へのジョブチェンジというキャリアであり、その視点も混じえたお話をさせていただいたのでこちらにまとめようと思います。
※一緒に登壇させていただいた半田さんのnoteもぜひ。
結論:やる。一択。
エンジニア採用担当をやれるチャンスがあればぜひやりましょう。
というのが結論です。
いくつか理由はありますが、まずは上記イベントのタイムラインに沿って分解してみました。
エンジニア採用担当の市場価値は向上している?
そうだと思います。
今やDXの波は大企業だけの話ではなく中小企業にもトレンドの波は押し寄せています。
ITサービスを提供する側の会社だけでなく、ITサービスを利用する側の会社にもITサービスを効率的・効果的に活用するためのエンジニアが必要になっているかもしれません。(エンジニアの役割も多様になっていますね。)
その時、エンジニア採用を推進できる人材を最初のピースとして必要としている企業は多いはず。ましてやその道のプロであれば間違いなくニーズは高いし、これからも高まると言えそうです。
では給与を含めた待遇面はどうか?
恐らく国内企業の多くは他の職種採用担当と同じ給与テーブル(価値基準)となっており、ニーズの割にはコストをかける状況にはまだなっていないように感じます。(感度の高いメガベンチャーやスタートアップ、ビックテック近辺の会社は高い提示ができているようです)
今後も続くエンジニアニーズの高まりと同様に、採用ができる人材の市場価値も上がっていくことは予想が難しくないかと思います。
※景気後退のリスクを脇に置いての話です。
エンジニア採用担当の存在価値って?
エンジニアをはじめとした専門職のスキルや知識は変化・深化しており、採用担当がそれを深く理解し続けるのは相当なハードモードですよね。
言うまでもなくエンジニア組織との協力体制の構築は不可欠です。
採用活動の主(ソーシングや面談・面接など)がエンジニア組織に移ることで、採用担当の介在価値はより採用プロセスの上流工程(戦略・戦術策定や仕組み化)やステークホルダーのディレクション・プロデュースへと、求められるところが変化しているのではないでしょうか。
これからは、候補者さまと現場との間に立って単なる御用聞きをすることにビジネス上の存在価値はなさそうです。
そしてエンジニア組織側も採用に関する知識やスキルが向上しており、なおさら採用担当は違う特徴や長所をより鮮明にすることが必要となってきそうです。
例えば、エンジニアに刺さるテクニカルな話をすることはエンジニア以外では難しいものの、エンジニアの心を動かせるのはそれだけではないはずです。例えば、相手の感情や状況に寄り添い、適切でよりフラットな目線でのコミュニケーションをしていくことにも大きな意味があると思います。
そして、人やタイプを選ばず適切なコミュニケーションが取れる能力や相手の小さな変化や違和感を感じ取れる能力は、仕事上より多くの人と接した経験の上に成り立つもので、エンジニア以上に採用担当者がそういった経験をしていると思いますし、もしかしたら強みとできるポイントなのではないでしょうか。
エンジニア採用担当を続けた先に得られるもの
有効求人倍率10倍近くを彷徨くハードモードな採用領域だからこそ、この仕事を続けることで得られるリターンも大きいように思います。
採用がハードモードだからこそインプットし工夫をし続け、お相手がチームとしてパフォーマンスを出すことにアンテナが高い職種であるエンジニアだからこそ、組織の在り方やマネジメントやリーダー論に敏感になり、事業上重要ポジションだからこそ自社の上位レイヤーとのコミュニケーションは増え意識は高くなる、いいこと尽くめな役割ですね!
いつやるの? いまでしょ!
大変で重要な役回りだからこそ、得られるものも大きそうです。
エンジニア採用担当として(成功でも失敗でも)体験を積むことで、物心両面の充実に近づけるかもしれません。
人事領域のキャリアアップとしても、エンジニア採用活動の経験値は色々は幅の広さを生みそうです。
ぜひチャンスがあればエンジニア採用の仕事にチャレンジしてみませんか?
会社が違えばライバルではあるものの、もはや同志。
一緒に楽しんでがんばりましょう!
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