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飲食店の中途入社は辛い!?飲食店ならではの正社員の悩み10選!

こんにちは、飲食店コンサルタントのキミタです!

飲食店の雇用関係は年々悪くなる一方ですね。2019年以降のパンデミックからはアルバイトも正社員も飲食離れが激しさを増してます。アルバイトは親御さんが避けて欲しいと仰ってるみたいですね。どうしても感染して親御さんの仕事に支障が来したり、あの頃は家庭内感染でもしたら大変でしたからね。

その後も採用は良くなく、賃金の低さや荷重労働、パンデミック時の不安定感など良い印象ではなく、社員、アルバイトともに苦戦してます。

そんな中、明日を担うヒーロー(正社員)が今日もどこかで入社していると思います!笑

今回はそんなヒーロー(正社員)のお話をしたいと思います!



飲食店における社員定着率

正社員の平均的な勤続期間について質問したところ、最も多かったのが「5年以上」という回答で32.8%となっていることがわかった。離職率が高いと言われている飲食業界の中では、正社員の勤続年数については決して低くはない結果にも見えるが、一方で「3年」以下の割合を合計すると60%近くにものぼっており、正社員の過半数が3年以内に退職するという状況は決して安定しているとは言いにくい。飲食業界において従業員に長く働いてもらうためには、企業努力が重要となってくる。

https://www.inshokuten.com/foodist/article/1378/

アルバイト・パートの平均的な勤続期間について質問したところ、「1年」という回答が最も多く42.0%となった。次に多かったのが「2年」で29.0%となっており、勤続年数1~2年が70%以上のボリュームゾーンとなっていることがわかる。飲食業界のアルバイトでは特に学生の割合が高いため、妥当な結果と言えるだろう。一方で、6ヶ月以内という回答も合計で10%程度あり、一部の店舗ではアルバイトが定着せずに入れ替わりが激しいという状況が読み取れる。

昔から3年は働こうってよく言われてましたね。私も父母によく3年は我慢しろ!みたいなことよく言われてました。笑

最低3年のイメージで印象が良かったんでしょうね。ですが、3年60%の人が入れ替わるんですよ?100人企業なら約60人が3年後変わってる。。恐ろしいですね…

アルバイトも2年で70%。なぜこんなにも定着率が悪いのか。そして、離職率を下げようと努力している企業様も多くいらっしゃいます。残念ながら求職者や労働者のポイントを理解されてないんですね。(汲み取っても出来ることとできないことがあると思われます)

では、なぜこんなにも定着率が悪いのか!


なぜ飲食店は社員定着率が悪いのか

皆さんはこちらの画像をみてどう思いますか?

これで残りたいと思います??笑

これを真剣に言ってる経営者は働く現場とのギャップがすごい会社だと思います。笑

  • 適切な昇給、ボーナス&適切な昇進とキャリアアップ(バイトから社員、社員から店長など)

これって…当たり前じゃない?結構衝撃です。これで大卒の新入社員や中途の人が入りたいって思いません。いつまで経っても飲食の会社は進歩しないんですよ。しかも業種別で最下位なので10倍速ぐらいでやって欲しいぐらいですね。これは私の見解ですが、経営者はきっと上げてやってる感が満載だと思います。勘違いが発生してます。井の中の蛙です。飲食から他業種に目を向けていかないとこれからは厳しいです。要は経営者が自ら飲食を狭き門にしてるんです。”

全部書こうと思いましたが、やめます笑

このレベルで離職率をあげない「してあげてる感」の努力です。わかる方はわかると思いますが、これが今の飲食の現状ですし、令和5年に対して考え方や思考が平成初期ぐらいのままです。

飲食店の根っこと言われるこの根本的な考え方を変えないと飲食に革新は起きません!!


ズバリ!ヒーロー(正社員)が抱える悩み10選

ここでは私が感じる現代を生きる正社員たちにフォーカスを当てて何に悩みを抱えているのを紐解いていきたいと思います。

  • 元々の給与(年収)が圧倒的に少ない

スタートの給与の低さがまず入り口を狭めてます。これも経営者の考え方一つ、飲食店を狭き門にしてることが要因です。私の部下にヒアリングした経験上では「3位です

  • 下積みが長い(なかなか昇給できない)

これも悩みを抱えている人が多かったですね。寿司職人や調理の人はわかりますが、ホールスタッフとかで、10年以上もやって店長できない(チャレンジもさせない)なんてどうかと思いますが。教育や指導を向けることもしないでしょうね。そういう会社は。

  • アルバイトの延長上

入社したての業務といったら慣れることですが、これはどの業種も同じだと思います。ただ、実際はアルバイト上がりの社員なども結局同じで(+社員業務)気持ちを切り替えて入社したのに肩透かし食らった感じになりますよね。

  • 年下のアルバイトに気を使わないといけない(スタート時)

飲食店は多くのアルバイトを抱えている業種です。中には16歳の高校生や大学生で構成されてる店をありますね。私も25歳で中途入社した時に18歳の高校生に営業オペレーションを教わりました笑 仕方のないことですが、正社員入社でこのギャップはな〜ってちょっと思ってました。要は慣れですけどね。

  • 店長によって言ってることがブレ過ぎ

1位です。すごくストレスらしいです。幸い私は相談にのる方が多かったので(裏では言われてるかも知れませんが)聞くと〇〇さんにはこれが正しいとか、この店ではこうやってやれ!なんて言われてる人もいましたね。行く店行く店でやり方が違うからそれは辞めたくもなりますよ。

  • 店長以上の昇進のハードルがバカ高い

同族経営をしているところは特に。入るスペースがそもそもないですからね。

気合と根性論がすごい

飲食あるあるの体育会系です!まだまだ健在です!ハラスメントって知らないのかな笑

  • 休みの日が友達と合わない

2位です!せっかくの休みなのに平日…友達は仕事。このパターン往々にしてありです。飲食関係かショップ関係の友達ならいいですが、会社員をやってる人はまず遊べなくなります。

  • 異動が多い、サイクルが早い

経験って言う言葉を上手に使う企業側、上手く言いくるめられる若手社員って感じですね。私の助言は恐れず嫌なら嫌だと言いましょう。(正当な理由が必要:異動1年で、やっと慣れてきたのでできればここでもう少し知識と技術をつけたいです。など)異動を拒否したから解雇って結構ブラックですよ。(規約にそれらしい事が書いてある場合がありますけど笑)

  • 労働時間と休日日数が比例しない(時間長いし、休みは週休2日の普通)

意外と最近多いパターンが残業費込200hの◯万円。要は時間は残業代を含めて◯万円だから200hは最低働いてね。ってことです。でも飲食のパターンは残業込にして一般企業と同じか低いかです。騙されるですよ。こういうところの革新が欲しいですよね〜。


まとめ

いかがだったでしょうか?
なんだそんなことなら全然平気!って感じる人はまだまだやっていけます!あとは飲食が好きな人や調理が好きな人は我慢してやるしかないのかなと思います。上記のポイントを抑えつつ。
そんな人たちのために我々は職場環境や就業環境を少しでもよくしてあげることが使命です!

しかし、本当にパンデミックからの現状は大きく飲食業界が変わらないといけない時代が来ていると私は思っております。人じゃなくて、全部ロボットになったらどうします?(ロボットも良いですけど)やはり飲食って人と人の繋がりが大事だと思うんです。

なくなることはないとは思いますが、確実に時代に取り残されている業種になってきてます。人間が必要とする「衣」「食」「住」の中でなくならないけど進歩がないのが「食」です。

経営者さんにも、ぜひこちらの記事をお読みいただければ幸いです。

最後まで、お読み頂きありがとうございました。


Food Relation Management
キミタ(Blog name)


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