“安心”という心の土台を取り戻そう
変化するもの、動くものに、脳はフォーカスします。
止まっているものや変わり映えしないものは完璧に無視!
すばやく危険を察知し、生き残るための脳の仕組みです。
だから、家に籠って暗いニュースばかり見ているとウツになる人も出てしまうんですね。
この3年間というものは、あの新種ウイルスのせいで、世界中が不安の沼にどっぷりと首まで浸かっていました。
そこに追い打ちをかけるようなロシアとウクライナの紛争が起き、さらに今、アメリカでの銀行破綻が引き金になって世界経済が危機に陥りそうな様相 (-_-;)
コロナ騒ぎでどの国の経済状態も落ち込んでいます。
果たして日本は大丈夫なのか?
不足や欠乏への不安。
見通せない将来への不安。
お花見シーズンを目の前にして浮かれている気分にはとてもなれそうにありません……。
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でも、でも、です。
ちょっと立ちどまって、よく考えてみます。
この不安って、これまでには無かったものなの?
地震や台風などの自然災害。
病気、事故、リストラ、倒産。
つねに不安はすぐそこにあったし、今も同じようにそこにある。
その可能性に目を向けずにいた。
そういうことですよね。
でも、それって、自然なことだと思うんですよ。
だって、いつ起きるかわからない地震のことばかり考えていたら、怖すぎて生きていけない(笑)
出来る限りの備えをしたら、後は運を天に任せるしかない。
たとえば今日、通りを歩いていて、そこにたまたま誰かの車が突っ込んで来ないという保証はない。
実際、そういう悲劇的な事故は日常的に繰り返し起きていますよね。
でも、そんな数限りなく存在する「いつか起きるかもしれない危機」にばかり目を向けていたら、とてもじゃないけれど、まともな精神で暮らしていくことなんてできません。
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だから、わたしたち(の脳)は、忘れるんです。
そこに意識を向けないようにして自分を守るんです。
ところが、です。
インターネットでもテレビでも、マスコミは危機感を煽り立てるニュースばかりを流します。
(そうでないとニュース価値が低いらしいです)
そのために否応なく「不安と怖れ」に心のフォーカスが向けられてしまっている。
でも、その不安って、本当に実体があるものなのでしょうか?
コロナ騒動以前と変わっていないものだって、たくさんあるはずです。
脳は、意識を向けたものしか見ないし、変わっていないモノには気づかない。
それが脳のデフォルトで、そうやってわたしたちニンゲンは危険から逃れ、生き残り、繁栄しました。
でも、その機能がマイナスに働くことだってあるということ。
つまり、幽霊の正体見たり枯れ尾花。
実際には存在しない恐れまで、脳は生み出してしまうことがあります。
だから、時には、過剰な反応を緩和することも必要。
つまり、脳を上手にコントロールしましょう、ということです。
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やり方は簡単です。
脳が意識していないものに、フォーカスを向ける。
それだけです。
つまり、変わっていないモノ、確かなもの、安心なものは何か?
そう自分に問いかけます。
意識を向ければ、脳はちゃんを答えを見つけ出します。
脳ミソ君って、実は子供のように素直ですから(笑)
自分にとっての安心、安全。
手にしているもの。何があっても失われないもの。
意識してそれを見つけて、ノートに書き出しておきます。
(言葉にして、それを書くことで、脳にしっかりと定着します)
思いつく限りに書き出してみると、わかります。
わたしたちの両手の中には、今も変わらずに、たくさんの安心と喜びがあることが。
それはきっと、これから何が起きようとも、どんな時でも確かな心の土台となって、あなたを支えてくれることでしょう。
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日々を満たされて生きるために、いまわたしから始めるささやかな幸せ活動。
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