戦闘力のコントロールを覚えた!
マイコンディションを整える話にちょっと繋がる
毎日起きて1日中絶好調で、次の日も同じ体調の人、きっといない
人には好不調の波があるのが普通
あと、演奏とかボウリングとか、いきなり全力でできる人めっちゃうらやましい。
運動神経ポンコツ組な自分は、とにかくいい感じにあったまってくるまで時間がかかる。
例えばバイオリン。
いつもウォーミングアップで、超ロングトーンで3オクターブのAメジャーを一往復
アルペジオ2種類をそれぞれ一往復
これだけでも10分くらいやってる。
そこからウォーミングアップ用の曲を2つ3つ
このへんでようやく50%〜70%くらいの状態になるかな。
ボウリングも同じで、練習の時は1ゲームのほとんどを一歩助走とか、小刻み歩きで軽く投げる。
トーナメントの練習ボールは10分あったら5分くらいこれやってる。
その日の状態にもよるけど、酷い時は全然身体が動いてこないのよ
で、なんとか無理にでもベストな状態の投球をしようとすると・・・・
ほぼ絶望的にバラバラで、回転もスピードもラインも毎回違うので当然スコアにはならない
こういう時に役に立つのが、
自分の状態がどの程度なのかを見極める身体のセンサーだ
例えば、かなり調子悪そうだから30%くらいか、みたいな。
ボウリングって不思議なもので、30%しか身体が反応しない時に30%を超えた投球をしようとすると、超えた分だけマイナスに働く。
30%の状態で50%の投球をしようとするとマイナス20%になる。
ところが、30%に抑えると、30/30で100%になって、不思議とそれなりにスコアが出たりするんよね
以前音楽活動していたときに、あるベテランのギタリストさんがこんなことを言っていたのを今でも覚えている。
「僕はね、20代とか若い頃のほうが圧倒的にギターが上手かった。」
「その当時を100としたら今では50くらい」
「でも、ステージ上でのパフォーマンスは今のほうが上」
「それはね、当時は100に対してステージでは100出せることは少なかったから。その日によって70だったり80だったり50だったり」
「でもね、今は50の実力でもその50を出し切るんだよ」
「結局、50持ってるものを50出せば100点になるから、その方が良いパフォーマンスになるんだよ」
こんな感じ。
シンプルに考えてみよう。
自分の状態が30%だったとして、周りで自分の30%くらいの体力だなーと思う人、いませんか?
さらに、その人がアベレージめっちゃ高かったりしませんか?
プロボウラーでレジェントと言われている70歳を超えてなお現役と言って、おそらく全員同じ人を思い浮かべませんか?
もちろん、自分のベストパフォーマンスがいつもできればそれが理想。
けど、理想はあくまで理想であって現実にいつも100%を維持するのは非常に困難である。
であれば、自分の状態に対して出力を抑えても問題ないし、その方がいい感じになる。
ゲームが進むうちに自分の状態が上がってくれば少しずつ出力上げていっても良い。
逆にさらに下がるならもっと抑える。
完璧主義だったり、最上指向の人にありがちな失敗なんだけど、ついついベストな投球をイメージして、全然できないと「調子悪い、なぜできない!」って思いがちなんだけど、じつはそれ、でっかい罠なんだ。
意地になってがんばっても悪循環で、ズタボロになる未来しか見えない。
ではどうやって抑えるの?
コツとしては「自分に正直になる」ってことかな。
冷静に自分の状態を受け入れて、その範囲でどうにかする、みたいな。
原理原則は抵抗しないで素直に受け入れるってこと。
雨降ってるのに「ふざけんな、降ってんじゃねぇよ!雨!!!」って怒ったところでなんも変わらないやん?
それと一緒。
演奏もボウリングも、一番重要なのは「再現性」と「適度な脱力」
だったら最優先すべきはこの2つのポイントに対して最大限クオリティを上げることであって、自分の理想のパフォーマンスをすることではない。
ということで、僕はこれを
戦闘力のコントロール
と名付けた
地球人だからきっとできるはずさ(笑)
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