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異なる分野からの発見は「抽象化」が橋渡しをする

ボウリングとボウイングは別物!?とプロフィールに書いていて、
バイオリンとボウリングの二刀流みたいな活動している私ですが

身体を動かす ということで共通している

バイオリン奏法での発見がボウリングに活きることもあるし、その逆もあるのです


例えば「適度な脱力

バイオリンって人間にとってめちゃくちゃ不自然な姿勢で弾くから、脱力しなさいと言われても無理なんですよ

ボウリングだって7キロ近いボールを振り回してるわけだから、どうやっても力が必要だし

では適度な脱力ってどうやって実現するの?

その答えはいくつかあって、ひとつは「方向を合わせる
バイオリンで言えば、ボウイングの方向を出したい音に対して理想的な角度や速度で動く
ボウリングのスイングで言えば、投球ラインとスイングラインをマッチさせる、みたいな

他にも「意識は面で行う」というのもある
意識して何かを変更する時に、指先や手など「点」でやってしまうとたいてい上手くいかない
できるだけ広い範囲、「面」でイメージを作ると良い

あとは、どちらも「重心が大事」で、姿勢が崩れる時はたいてい重心が適当な場所からずれている

など


で、本題

一見まったく違う分野のものなのに、お互いに学びがある

その橋渡し役になっているのが「抽象化」するという、思考力

抽象化なんて言葉にすると小難しく感じるけど、シンプルにすると「こんな感じ」という変換


もっと砕けて言うなら私の場合は音に変換してる


例えばボウリングのスイングとか

うーぽん、・・・ふわっ、どっぱーーーん  みたいな流れになってる

うーのあがりがプッシュダウン
ぽんで左手とボールが離れて
・・・までがバックスイングのトップまで
で、一瞬バックスイングのトップでふわっとなって、

どっ、が踏み込みで、そのちょっと右側をボールが通るときに、ぱーーーんってなる


テキトーでしょ?(笑)


でもそのくらいで良いのだ


コンマ何秒みたいな時間内に言語化された情報そのままで脳内処理してたら身体に伝達が間に合うはずがない

大半の人は言語化された情報を脳内でイメージ化して、身体の伝達速度に間に合うように変換するという作業をしているはずだ


イメージ化されて育った感覚を、もともとのインプットから自分なりに再度言語化する過程で「抽象化」された情報が生まれる


そして抽象度が高いほど、他の分野への応用に繋げやすくなってて、前述の「脱力のコツ」みたいになる


私はバイオリンとボウリングが2本柱になってるけど、身体を動かすという共通したものであれば日常生活のことだったり、自分が全く触れたことのないスポーツをする人の話からでも学びとして取り入れることができたりする


あと、抽象化して自分オリジナルのイメージを言葉にすると、感性が近い人と共有できたりして、それがまた面白い



こういうの、「アナロジー思考」などと言われてたりするみたいなので興味わいた方はアナロジー思考のディープな世界に足を踏み入れてみては?


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