読書記録30と紅茶の話3
全国的に梅雨入りして、毎日湿気が多くジメジメした暑さが肌に纏わり付きます。髪もうねうね。
そんな暑い毎日に、読書時間のお供もホットティーからアイスティーに変えるため水出し出来るティーバックを探していました。
そこで見つけたのが『ルピシア』の水出しティーバック。
種類が豊富で何種類か試しに買ってみたのですが、中でも『ルイボスティー 実りの季節』が私のドツボでした。
秋の香料(栗?薩摩芋?)が強くて、味もしっかり出ます。ガムシロ要らないくらい甘さも◎
ミルクティーにしても美味しいです。
濃厚で甘味強めが好きな方には是非おススメ。
聖母/秋吉理香子さん
まさに驚愕の結末。
予備知識無しで読んだので収束に向かう時の面白さもひとしおでした。
『子供は宝』とはよく言ったもので、子供のためなら何を差し置いてでもする。それが世間から見て正義でなくても、正しくなくても。
そしてその根本にあるのは紛れもなく『母性』なのである。
女という生きもの/益田ミリさん
益田ミリさんのエッセイはのんびりした文章なのに核心を突いてくる。
だけどフォローものんびりしていて、ゆる〜く人生生きれれば良いよね、なんて呑気にしてくれます。
疲れた時に箸休めで読みたいエッセイ本。
夜空に泳ぐチョコレートグラミー/町田そのこさん
『人から叩かれたら痛い。だけど同じことができる手のひらを自分も持ってる。』
生きづらい世の中を懸命に生きる人たちの短編集。
『私より幸福な場所で苦しいと泣いている人に石を投げようとせずにはいられない。』
共感の嵐。
上を見ても下を見てもキリが無いことは分かってるのに、自分がもうこれ以上無理と思った時に自分より『マシ』な場所にいる人の苦しいは軽々しく聞こえてしまう。比べても仕方がないのにね。
ハードでシリアスだけど救いもあって、もう少し頑張って生きてみようと思わせてくれる物語でした。