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写真と民俗【福島県・関脇優婆夷尊】

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どうもメダカです初めましての方は初めまして。
今回は福島県の関脇優婆夷尊に行ってきました。


関脇優婆夷尊

関脇優婆夷尊

関脇優婆夷尊(せきわき うばいそん)とは

その昔、岩館山の城主関参河守が中年に至っても嗣子がないので鎮守麓山神社に祈願し懐胎しました。
しかしお産の際、陣痛七日七夜に及んでも生まれず祈願を込めていたところ、忽然と老婆が現れ呪文を称え腹を撫でさすられ、その功徳により無事男の子が生まれました。
早速お姿を描き、枕頭に祀り産後の安穏を祈ったとのことです。いつかこのことが世上に広まり参詣する人が多くなりました。
現在地元では「おんばさま」といわれ、安産と産後の安穏を祈って参詣されています。                  猪苗代町観光協会HPより

※嗣子 (しし)親のあとをつぐ子。あととり。

つまり安産祈願の神様ですね。

安産祈願

関脇優婆夷尊には全国から安産を願う人々があつまり、安産祈願の為に子供の人形を奉納する民間信仰が生まれました。

パッと見ホラーですが、全国の不妊や難産で悩む方が子宝祈願・安産祈願の為に人形を奉納しています。

見た目は怖いけど一つ一つ
切実な願いが込められています
手作りモノからキューピーちゃんまでいろいろ
地蔵を囲むように人形が奉納されています
地蔵も子守りの神様ですね
正面から見るとこんな感じ
左を見ると大量ののぼりや千羽鶴も奉納されています

まとめ

いかがだったでしょうか?
ちょっと不気味な感じもしますが、不妊に悩む人々の切実な願いが込められています。
会津若松から車で40分ほどの距離なので興味があればぜひ行ってみてください、寺の横にある詰所のおばあさんに声をかければ愛想よく対応してくれます。
一声かけてから見学させてもらいましょう。
(すごく感じのいいばあさんでした)

※土日以外は閉まっているので注意

意味を知れば不気味に見えていたモノも、まったく違って見えてくると思ういます。
よくわからないから怖い、分かると怖くないなんて事はよくあると思います。
【知る】ということは本当に大事ですよね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
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通信欄

子宝・安産祈願の神社って大抵、いわゆる男性器的な置物があるんですが、寺なのでなかったです。
宗教観の違いですかね。
代わりに縁起のいいものなんでもって感じで、観音や七福神の絵は貼られていました。

よく見るとパズルになっている七福神

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