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写真と民俗【修那羅山安宮神社】石神仏群

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どうもメダカです
初めましての方は初めまして
今回は長野県安宮神社 に行って来ました。


修那羅山安宮神社

修那羅山安宮(しょならさん やすみや)神社とは
修那羅大天武という山伏が万延元年(1860)に開いたと言われている神社です。

修那羅大天武像

標高約1,000メートル。
修那羅峠をのぞむ舟窪山の山中にあり、この神社の特徴は数百体の石神仏群です。
明治時代の廃仏毀釈もなんのその、仏教の仏から神道の神様まで神仏習合を含め民間信仰を色濃く残す、石像群です。

山伏(やまぶし) 山中で修行をする修験道の道者。修験者(しゅげんじゃ)とも言う。

修験道(しゅげんどう) 山岳信仰を軸に仏教・道教等の要素がいろいろ混ざった、日本の宗教。
山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目指しています。

神仏習合(しんぶつしゅうごう) 日本の神道と仏教が融合した宗教現象。神仏混淆(しんぶつこんこう)ともいう。

廃仏毀釈(はいぶつきしゃく) 明治政府の神仏の分離命令に始まる仏教廃止運動。(明治政府の分離命令により民衆が暴走した結果)

写真で観る安宮神社 ・ 修那羅石神仏群

それでは実際に、安宮神社と石神仏群を見て行きましょう。

参道から拝殿まで

駐車場から参道に入ると、そこは完全に森の中。
森を100mほど歩くと一ノ鳥居が見えて来ます。

森にたたずむ鳥居は、何とも神秘的です。

一の鳥居

そのまま森の参道を歩くと、神社の入り口が見えて来ました。

修那羅山安宮神社・拝殿
山奥にありながら結構立派な神社です。

カッコいい

早速参拝しましょう。
写真が目的でも、ちゃんと参拝して神様に、お邪魔する事のご挨拶と神恩感謝の気持ちをお伝えします。

※神恩感謝(しんおんかんしゃ) 神様に生かされていることを感謝し、感謝の気持ちを伝えする事。

そういえば賽銭箱の横になんかおるね?

猫神様ですね。
せっかくなのでご挨拶しておきましょうね。

かわいい

更によく見ると賽銭箱の上に謎の何かが・・・
これなんだかわかりますか?
これお百度参りの札なんです。
一回済むごとに、札を動かして数を数えるわけですね。

お百度参りも日本独自の民間信仰ですね
神社でも寺でもどちらにもあります

拝殿横には早速石像があります。

とにかくいろいろ

だけどおかしい・・・
聞いた話では石神仏群があると聞いたのですが、明らかに数が少ない。
これくらいの石神仏ならどこの神社でもよくある・・・

よく周りを見てみると、拝殿横に妙に背の低い鳥居と抜け穴。
看板を見ると石神仏群の文字、どうやらここを抜けた先が本番のようです。

頭上注意

石神仏群

抜け穴を抜けた先で目に飛び込んでくるのは、大量の石神仏数々!
右を見ても左を見ても石像・石像・石像!

風神
千手観音像
見渡す限り石仏石神
顔の無いお地蔵さんと苔に飲まれたお地蔵さん
アニメチックな山犬
長野では早太郎伝説などで人気の信仰対象です
何重にも幕がかけられた祠
足だけ?元々足だけなのか
壊れて足だけになったのか
首無し地蔵

ブナ観音
ここはぜひ見て欲しい場所です
長い時間をかけて成長したブナの木が、観音像を飲み込み、小さな穴から顔をのぞかせる十一面観音菩薩を見ることが出来ます。

通称ブナ
観音この中央にある木の穴を覗くと・・・
はい!ひっこりはん!の十一面観音菩薩
木の成長と共に飲み込まれてしまったようです
謎の3体
右は山姥かな?
真ん中は小学校で同級生だった友達にそっくりでした

まとめ

いかがだったでしょうか?
長野の山奥にある神社ですが、一度は行く価値がある場所だと思います。
長野なので冬はもちろん雪に閉ざされ、行くことが困難になり、かといって夏はブヨが出るので虫対策は必須です。

これからちょうど秋になるので行くにはいい季節かもしれません。

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おまけ
流石猫神様まで置かれている神社です。
猫ちゃんも沢山いました。
人なれしていて、近寄っても逃げないのでネコ好きの方はぜひ。
※逃げないからって、いじめないでね


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