僕の収集癖【石って好き?】
※この記事は約6分で読めます。
石が好きです。
綺麗な石や変わった石を集めるのが大好きです。
数万円の高い石も数百円で買える安い石もみんな好きです。
今日は僕の持ってる石の一部を紹介していきます。
石とは?
石とは何か?と聞かれるとそこらへんに転がってる、灰色の石ころを想像すると思います。
だけど【宝石】や【鉱石】も石です。
石とは何か?を知るために【岩石】【鉱物】【宝石】【鉱石】4つの意味を少しだけ勉強してみましょう。
(難しくないけど興味が無ければ本編の【僕の持っている石】まで飛ばしてください)
岩石
一般的に「石」とよんでいるものの多くは、【岩石】に分類されます。
【岩石】をよく見てみると、小さな白、緑、黒、透明の粒が混ざり合って一つの【岩石】が形成されている事が分かります。
この細かい粒が【鉱物】です。
つまり【鉱物】の集合体が一つの【岩石】となります。
おにぎりを【岩石】にたとえると、米粒、ごま、シャケなどの具の部分が【鉱物】ということになります。
鉱物
では【鉱物】とは何か?
「一定の化学組成と結晶構造を持つ物質」(※例外あり)とされています。
もう少し柔らかい言い方をすれば「どこを取っても同じ結晶の構造を持った天然の個体」と言えば少しわかりやすくなるでしょうか・・・
金なら元素記号が【Au】だけで構成される物を金と呼ぶ【鉱物】
銀なら元素記号が【Ag】だけで構成される物を銀と呼ぶ【鉱物】って感じですね。
金や銀や他にもいろいろ混ざり合った集合体が【岩石】となります。
(僕もそれほど詳しいわけではないので説明が下手ですみません)
宝石
4700 種類以上ある【鉱物】の中で、100 種類ほどが【宝石】と呼ばれます。
色と輝きがうつくしく、硬くて丈夫で希少価値がある物を【宝石】と呼びます。
ダイヤモンドやエメラルド、ルビーは【鉱物】ですが、真珠やサンゴは生物が作ったものなので【鉱物】ではありません。
鉱石
【鉱石】とは【岩石】や【鉱物】の中で、工業および商業用品として価値のある物を指します。
たとえば金がとれる金鉱石、鉄がとれる鉄鉱石など、「この石を取って売れば儲かる」といった基準で鉱石になります。
昔は【鉱石】だったものでも、今の時代では【鉱石】の分類から外れた物もあります。
例えば、亜炭(石炭の中で、炭化度が低いもの)は、以前は採掘して燃料にしていましたが、現在は使われていないので【鉱石】に分類されません。
時代によって需要が変わるので正確な分類って難しいですよね。
僕の持っている石
前置きが長くなりましたが、それでは実際に石を紹介してきます。
孔雀石 (マラカイト)
古代エジプトでは眼病予防になると信じられておりクレオパトラのアイメイクに使われていました。
日本画などにも絵具として使われています。
孔雀石の名に恥じないとても綺麗な石ですね。
雷管石 (フルグライト)
普通に見たら面白くもない、ただの穴の開いた石。
だけどこの穴は雷が通った跡で、砂漠に雷が落ちて砂が解けてガラス化したものです。
別名 雷の化石 とも呼ばれます。
瑪瑙 (アゲート)
メノウですね。比較的よく聞く名前だと思います。
特徴はこの層になった模様と多種多様な色ですね。
土を守る石と信じられていて、庭師が持つと草花が良く育ち
瑪瑙を取り付けた農耕具で畑を耕すと豊作になると言われています。
古代ローマでは魔力を持つ石と信じられていて、指輪に加工されおまじないを行う際に身につけられていたと言われています。
黄鉄鉱 (パイライト)
「愚か者の黄金」と呼ばれ、ぱっと見では金と間違われることの多い石です。
自然物とは思えないような幾何学的な形をしていて、硫黄が含まれているので肌の弱い人は取り扱い注意。
瑠璃 (ラピスラズリ)
ペルシャ語で青、アラブ語で空・天が語源になっているラピスラズリ。
絵具の顔料として昔は、黄金より貴重な鉱石として扱われていました。
主にアフガニスタンで採掘され地中海を渡りヨーロッパに輸入されていた事から、ラピスラズリを使った絵具を「ウルトラマリン」と呼びます。
天青石 (セレスティン)
ラテン語で天空を意味するセレスティン。
和名でも天青石という名の通り、まるで空の一部を切り取ったような爽やかな青色が特徴で、主に花火などの原料に使われています。
梶井基次郎の檸檬に出てくる、おはじきじゃありませんが、口にふくんだら涼しい味がしそうですね。
蛍石 (フローライト)
カメラが趣味の方には非常になじみ深い石だと思います。
主に高級なカメラレンズに使用されています。
また琉球グラスにも使用されていて、暗闇で紫外線を当てると光るのが特徴です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
他にもいろいろ持っていますが、全部紹介すると長くなり過ぎるので今回はここまで。
欲しい石や持ってる石はありましたか?
石によって高い安いはもちろんありますが、一つ一つに思い入れがあれば値段に関係なく宝物です。
数百円から買えるので興味があればぜひ買ってみてください。
収集っていいですよね。
断捨離なんて言葉は大嫌いです。
かのみうらじゅんも言っていました
「断捨離と言うのは、新しいスタイルなので落語で言えば立川流。つまり立川 断捨離だけど、僕は古典派の桂 収集でいたいんだ」(要約)
まさに僕も同じ意見です。
(落語に興味ない人にはわかりづらくてすみません)
石なんか集めてもなんの役に立たないけど、集める事に意味があり、集める行為そのものが楽しいんですよ。
また気が向いたら他の収集アイテムも記事にします。
収集アイテム(グラス編)
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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通信欄
体力もだいぶ戻ってきたので鳥取旅行を計画中です。
参考元
石の辞典
富山市科学博物館
https://www.tsm.toyama.toyama.jp/file_upload/100748/_main/100748_02.pdf