なぜあなたのダイエットは失敗するのか(2)
なぜあなたのダイエットは失敗するのか(2)
なぜあなたのダイエットは失敗するのか(1) からの続きです。
ダイエットに失敗するのは、「カロリー収支」という原則を押さえていないからだと書きました。
今までダイエットをしたことがあるならば、成功したにせよ失敗したにせよ、カロリーという言葉は聞いたことがあるでしょう。
カロリーとは何でしょうか?まずそこから説明します。
カロリーとは熱量(エネルギー)の単位です。何かを食べると、エネルギーを摂取することになります。
そして普段の生活のなかで、摂取したエネルギーを消費しています。
次に「カロリー収支」について説明します。
カロリー収支とは、摂取カロリー(収)と消費カロリー(支)のバランスのことです。
カロリー収支がプラスの場合、あなたの体脂肪は増えます。つまり太ります。
カロリー収支がマイナスの場合、あなたの体脂肪は減ります。つまり痩せます。
ダイエットにおいてはカロリー収支がマイナスの状態にする、これが(1)から繰り返し書いている「原則」です。
痩せるか痩せないかは、この一つの「原則」においてのみ決まります。ほかの要素は関係ありません。
朝、バナナを食べて痩せたあの人は、普段食べている朝ご飯をやめてバナナを食べることにした結果、カロリー収支がマイナスになったので、痩せたのです。
朝、バナナを食べたのに痩せなかったあなたは、バナナを食べてもカロリー収支がマイナスにならなかったので、痩せなかったのです。
それ以外の理由はありません。納豆でもサバ缶でも同じです。
糖質を制限してやせたのは、糖質を制限したことによってカロリー収支がマイナスになったので、痩せたのです。
糖質を制限してもやせなかったのは、ごはんや麺類やパンを我慢しても、カロリー収支がマイナスにならなかったので、痩せなかったのです。
それ以外の理由はありません。
まだ必要ですか?
運動して痩せたのは、運動による消費カロリーが増えたことによってカロリー収支がマイナスになったので、痩せたのです。
運動しても痩せなかったのは、運動による消費カロリーが増えたにも拘わらず、カロリー収支がマイナスにならなかったので、痩せなかったのです。
それ以外の理由はありません。
この時点で「そんなはずはない、もっと他に理由があるはずだ。」と思われるかもしれません。
でもどうか信じてください。痩せるか痩せないかは、本当にカロリー収支以外には何の理由もないのです。
逆に言うと、カロリー収支がマイナスならば、何を食べても絶対に痩せます。糖質を制限する必要もありません。無理に毎朝バナナや納豆を食べる必要もありません。運動も必要ありません。
カロリー収支がマイナスでなければ、ごはんや麺類やパンを我慢したところでなんの意味もありません。食べたいものが食べられなくてつらいだけです。運動しても痩せません。
ではなぜ、あの人は朝バナナを食べてカロリー収支がマイナスになって、痩せたのに、自分は同じことをして、痩せなかったのか。
それは人それぞれで「維持カロリー」が異なるからです。
次回は維持カロリーについて書きます。
続きはこちらです。
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