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【リーダーシップ開発】女性は自信がない?重要なのは自己受容


女性に多いインポスター症候群とは?

インポスター症候群 (impostor syndrome) とは、
仕事で成功していても「自分には実力がない」と感じ、
自己評価が低くなる心理的傾向を指します。
女性に多いと言われています。

特に管理職登用のシーンでは
「私には無理です…」と
考える人も多いのではないでしょうか。
私もその一人でした。

私のインポスター症候群体験

高校まで転校を繰り返した私は、
新しい環境で「個性」よりも「同調」を重視し、
目立たないよう謙虚に振る舞うことに慣れていました。
そのため、自分を過小評価する癖がついてしまい、
自己肯定感の低さがインポスター症候群に
繋がっていました。
管理職への登用を打診されても、
「自信がないから」と一度は断った経験があります。

しかし、今振り返ると、
「自信がない」と理由だけで断るのは、
正直理由になっていないし、
私を管理職に登用しようとしてくれた人たちに
失礼だったな、と反省してます。

女性は特に、自信がなくて当たり前

ある海外のリーダーシップに関する調査によると、
男性CEOの多くは、
「常に自分をリーダーと感じていた」
「7歳や8歳からキャプテンを務めていた」
と答えています。

一方、女性CEOは
「20代前半になって初めてリーダーとしての自覚が芽生えた」
という人が多いのです。
つまり、リーダーとしての自覚が芽生えるタイミングが、
男女でも結構な差があることがわかります。

今までリーダー経験がない人にとって
リーダーとして「自信がない」のは自然なことです。

みんな自信のない中で始めているんですよね。
「自信がないからできない」は理由にならない。
と改めて思います。

最も重要な自己受容(Self-acceptance)

リーダーシップ開発をしていくには、
以下の3つのステップが必要と言われています。

  1. 自己受容(Self-acceptance)
    自分をリーダーとして受け入れ、強みと弱み、得手と不得手などを理解する。

  2. 自己開発(Self-development)
    自分のリーダーシップスタイルを磨き、周りのサポートを得ながら成長し、リーダーとしての能力を高める。

  3. 自己管理(Self-management)
    リーダーシップについて理解し、状況に応じてマネジメントする。

自信がない人は特に、
1. 自己受容(Self-acceptance)がポイントになります。
自己受容とは、ありのままの自分を受け入れること。
リーダーシップ開発においても、
自分の強み・弱み、
得意なこと・不得意なこと、
良いところや課題を
冷静に見つめ、評価するのではなく
「これが自分なのだ」と受け入れることが重要です。
完璧なリーダーなんてほとんどいません。
完璧でなくていいと認識することが大切なのです。

また、自分の弱みや不得手なことは、
必ずしも改善しなければならない訳ではありません。
組織にいる以上、誰かが補完しれくれることもよくあります。
なので、性格を無理に変える必要もないし、
一旦ありのままの自分を受け入れ、
必要なところを成長させていく。

そして、自分のリーダーとしての行動を
具体的に振り返ることも有効です。
自分自身をリーダーとして初めて感じた瞬間はいつだったか。
リーダーとして困難を乗り越えた経験は何だったか。
などの「転機の瞬間」や「試練の瞬間」について振り返ります。
そういった経験の中で
リーダーとしての自分の何が評価できて、
何を成長させるべきなのか、を分析する。

リーダーシップ開発は特別な才能を求められるものではなく、
まずは自分自身を認め、受け入れることから始まります。
自分の強みも弱みも、リーダーシップの一部です。
自分の持ち味を活かし、自然体で成長していけると信じています。


自己受容の具体的な内容については、また別途書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。

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