子供に帰る
久々の投稿です
ここ数ヶ月、なぜかブログやFacebookの投稿をしようという気分にはならなかったんです
たぶん、アピールしてやろうという意欲、いいね!やコメントによって承認してもらいたいという欲求が薄れている気がします
なので、気がつくと4ヶ月以上も間が開いてしまいました
でも、最近、一つ大きな気づきがあり、書いて分かち合いたいという衝動が湧きました
人の内面の成長には二つの段階があるとされています
①適合期 子供が大人になっていき、社会に適合する段階
②統合期 それを越えて、本当の自分に帰っていく段階
①は言い換えると、“本当の自分”と”こうあるべきという自己像“が分離していく期間
②はそれらが統合する期間
僕の場合、
本当の自分 ≒ 子供のころの自分
だということに気がつきました
高校受験、大学受験は社会で生き残ることを優先し、本当の自分を抑圧するイベントだったと思います
開業前に雇われ院長をしていたのですが、その期間も、子供の自分を封じ込め、本当の自分との分離が進みました
開業し、経営者となり、分離はさらにひどくなったように思います
子供っぽい自分は院長として、経営者としてあってはならないこと、心理学でいうシャドーだったんでしょう
実家に帰り、両親と過ごす時間は、この歳になっても懐かしさや安心感のようなものを感じます
それは妻や子供と過ごす時間に感じる幸せや安心感とはちょっと質が違うもののです
まあ、生まれ育った実家で親と過ごす時間に安心を感じるのは当たり前と言えば当たり前です
でも、両親といる時に近い安心感を意外にも兄からも感じます
なぜ意外なのか?
男兄弟ではよくあるとことだと思いますが、小学生くらいから僕ら兄弟はあまり仲が良くありませんでした
大人になっても年に数回、実家で顔を合わせるくらいです
そんな仲があまり良くなかった兄との関係が半年くらい前から急展開し、今月から一緒に仕事をしています
週一くらいの頻度でミーティングをしているのですが、数十年という長い時間、じっくり話すことがほとんどなかったのに、二人で話していると妙な安心感があるんです
「この感覚は何なのだろう?」と思っていたのですが、その答えが分かりました
たぶん、兄とまだ仲の良かった5歳くらいの頃に戻り、もう一度、僕は兄に可愛がられたかったんです たぶん
それを40年の歳月を経て、擬似体験しているような感覚だと思います
潜在意識はそのことをずっと知っていたんだろうけれど、顕在意識は気づいていなかったんです
先日、由佐美加子さんのオンライン講座で、子供っぽい自分を抑圧して、出来る大人の鎧をまとったキャリアウーマンの事例が取り上げられました
その女性のメンタルモデルは“愛なし” 僕と同じモデルです
*メンタルモデルについてはこちらを参照 http://mentalmodel.jp/
「子供抑圧」それは愛なしの特徴の一つです
「子供っぽい自分を出すと、嫌われてしまう」愛されないという信念から、それを抑圧し、強くて、論理的で、大人っぽい、出来る自分を装うために鎧をまといます
講座の中では、「それ、自分にもあるな〜」というくらいの感じでした
講座の後、兄といる時の安心感を思い出し、内省し、子供の頃の自分は、本当の自分を知るための大きなヒントだと気づきました
5歳の“たけしくん”
それが本当の自己像にすごく近いということに気がつきました
兄が仕事のパートナーとなり、一緒にいると妙な安心感を覚え、子供の頃に近い自分でいられるという理由がスッキリと理解できました
こんなことも思い出しました
中学生の時、「お前は“たけし”っぽくない 名前と実際が合ってない」と友達に言われたことを覚えています
高校の時、友達と「誰は何色っぽいイメージか?」という話題になったことがありました
僕以外の友達はみんな、赤や青や黒というイメージを周りから共通認識されていました
でも、僕だけが透明とか白、強いて言えば水色(水越だから?笑)と言われたことも思い出しました
今思えば、そりゃあそうです
小学生ごろから、本当の自分じゃなくなっていったんですから
去年の秋くらいだったと思います
実家に帰り、子供の頃のアルバムを観ていました
僕が5歳頃の兄とのツーショットがとても印象的で、その頃の写真を何枚かスマホで撮ったんです
その写真を観た時は、こんなことになる予想はもちろん出来なかったんですが、何故かアルバムを観たくなり、その写真に惹かれたんです
不思議です
ありのままの自分は、無条件で愛し愛される存在である だから何が起こっても大丈夫
僕はそう信じています
その「ありのままの自分」というものの理解が少し深まりました というお話でした
そんな子供っぽい自分でいられたら、自分らしい愛情表現が出来そうな気がします
そして、その愛情表現に対して、どんなリアクションが返ってきても、大丈夫な気がします たぶん
大人になるためにまとった鎧、すなわち、論理的な思考、目標設定やスケジュール管理、予測やリスクマネジメントなどなど
ここ2、3年は自己理解が進み、自分を俯瞰して捉えることも学びました
それらは、今後も大きな武器になる気がします
無防備な弱い子供ではない 保護者もチャイルドシートも要らずの、強さも兼ね備えた少年です
常に少年でいることは不可能だけど、なるべく子供っぽい自分でいれたらいいなぁと思います
昨秋のブログ(https://note.com/kikoannkei/n/n94f110d0e64a)で「やっと扉が開いた」と書きました
そして、今回は半歩だけ、扉の中の世界に足を踏み入れた感じです
僕のことが“たけしっぽく“見えたら、それは僕が進化の証かもしれないです
以上です
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