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ウェルビーングな生き方 - お金について知ろう③
久しぶりにお金の話です★
①では、お金の正体と仕組みについて、
そして②では、二つのお金の種類、
マネタリーベースとマネーストック、に関して
書いてみました♪
よかったら、併せてご覧ください!
さて、今日は、もっとベースの知識、
お金ってどこから生まれるの?
という根本的な部分を見ていきたいと思います★
お金って、もともと、物々交換に使われていたと思っていませんでした?
例えば、”りんごをあげるから魚をもらうね”って
物と物を交換していた時代があって、
でも、"保存できない食料もあるよね"ってことで、
ものに変わる何かは無いのか、を求めた結果、
お金が生み出され、使われる様になったんだろうなーって思ってました。
この物々交換を難しい言い方をすると、
商品貨幣論(しょうひんかへいろん)
と言う言い方をします。
ただし、歴史学・人類学・社会学における貨幣研究によって
商品貨幣論は否定されているそうです・・・・!(証拠がないそう)
それに変わる考え方がこちら。
信用貨幣論(しんようかへいろん)
つまり、信用があったことでお金が生まれた。
昔、日常生活のあらゆることを
粘土板に書き記録していたそうなんですが、
そこに、”取引を記録したもの” があり、
それがお金という概念の元になっていたそうです
今の世の中で言うと、
銀行口座の残高 = その人がこれまでのどれだけ信用を蓄えてきたか、
ということを数値化したものですが、
目に見えない情報(信用)が先にあって、
目に見える情報(お金)として現れている
つまり、目に見えない「信用」を可視化したものがお金、と言うこと。
例えば、ビジネスでもよく聞く、信頼残高(=エネルギー貯金)という言葉があったり、
またクレジットカードなんてそもそも信用ありきでものを買うことができるツールも、その概念からすると理に叶ってますよね。
結果、信用があるからこそお金が生まれる、ということです。
じゃあ、本題のお金はどこから生まれてくるの?
ということですが、
私たちにとって見えるお金 = マネーストック(紙幣、硬貨、民間の銀行残高)
前回の記事で書いた、この表のお金(マネーストック)はいつ生まれるの?ということなんですが、
1、日銀が紙幣を発行した時?
2、銀行からお金を借りた時?
3、銀行からお金を引き出した時?
答えは、2。
お金が増える瞬間は、2番だけ。
銀行からお金を借りた時だけなんです。
逆に借金しない限りお金は生まれない。
私たちからすると借り入れ。
いわゆる借金。
お金は借用証書なんですね。
誰かが何か、借金をした時に初めて、借用証書の一種としてお金が生まれる。
何度も言いますが、
誰かがお金を借りないと世の中にお金は生まれない
借金が増えれば増えるほどお金は増える。
信用創造のメカニズム、とも言います。
この役割を担っているのが民間の銀行なんですよ。
信用創造のメカニズム。
お金を生み出すのは信用。
なので、先ほど出てきた、商品貨幣論(物々交換)ではなく、
信用貨幣論が定説とされているんですね。
信用が先にあって後からお金が生まれます。
ちょっと概念的な話が多く、難しかったかもしれませんが、
ポイントは、お金は借金をした時に生まれるもの、ということを
押さえておいてください^^