わたしのはなし:ソデからぬいぐるみ
with ぬいぐるみの作り方
寒い時期に5年ほど活躍していたお気に入りのセーターの、両脇に穴が空いてしまった。
穴が空いたのは今から2年くらい前で、同じ色の毛糸を買って来て繕ってみたものの、色が微妙に違ったため、何となく着るたびに気になってしまう残念さにもめげずに着ていたのだが。
とうとう、この前の寒い日に手が伸びなかった。
そのことが本当に悲しくて、このお気に入りをどうしよう…と、手放したくなくて引き出しに寝かせていたのが最近までのおはなし。
クッションにする案も考えていたけれど、良いデザインが思いつかず一年近く寝かせていたところ、Instagramでふと見たぬいぐるみ作家の作品が可愛くて、これだ!とセーターを使ってぬいぐるみを作ることにした。
スタートダッシュ
目鼻のパーツと型紙があればすぐにできる!
とりあえず、行動できるように取り急ぎAmazonでぬいぐるみの“目鼻”を購入してみるところからスタート。
目鼻のパーツを使うだけでグン!っと既製品感がでる不思議。
今までは下書きもせず適当に作る事が多かったので、今回は用意周到に“型紙”なるものを作ってみました。
平たいぬいぐるみなので、とても簡単。
厚手の紙に、欲しいぬいぐるみの形を適当に書いたら紙を縦半分に折って、左右のよく書けた方に沿って切っていくと、良い感じに出来ました。
何も考えないで書いた型紙は、セーターの袖(肩から手首にかけて)でぬいぐるみを作るのにピッタリなサイズでした…ホッ。
肌に添いすぎないMサイズくらいのセーターの、片袖につき一体のぬいぐるみが出来る感じです。多分25センチくらいの高さになります。
ソデぐるみの作り方
ここからは作り方を図で説明してみます。
脇のギリギリのところから、袖をカット。
脇部分から手首部分にかけて縦にカット。
袖の開きが出来る。
型紙がいい感じにハマる部分を縦横当ててみて見つけたら、型紙をチャコペン(手芸用の洗うと消える色鉛筆)でなぞって2つ分の線を書く。線を書いた方が裏になるので注意!
書いた線よりも1センチくらい大きめにカットして2枚の生地をを重ねる。カットした生地の端切れは、あとで綿がわりに使うので大事に取っておく。
次の③に注意しながら、型紙の形に沿って縫っていきます。
ひっくり返せる部分(10センチは欲しいかも)を残して縫ったら、裏表をひっくり返します。
この作業は、縫う前の方がやりやすいけれど、バランスを見たいのでこの段階でつけました。
あとは大事に取っておいた端切れ部分を少し細かくして入れたら、まつり縫いで塞ぎます。
まつり縫いの詳しい方法はこちらをどうぞ ▼
動画での解説もあって親切でした。
今回は綿を入れない、セーターの袖のみの純正なので平たい仕上がりのぬいぐるみです。
癒されたい方は、綿をどうぞ。
目鼻のパーツなしで中に綿と一緒に鈴とか入れると、手作りゆえに何となく安全な赤ちゃんや猫のおもちゃにもなりそうです。
目鼻のパーツは、配置が少し違うだけでだいぶ印象が変わるので楽しいです。
お口をつけてあげたり、おひげもつけたら別人に。
元ネタとは、似てるような似てないような。
セーターのその後
両袖を切ったら、何だか丁度いいベストになりました。薄手の部屋着の上から来たり、下に来てもいいかも、と思っています。
予想外に汎用性が高くなってびっくり!
これからは室内着として愛用し続けます。
あとがき
今回は、着れないけど捨てたく無いお気に入りのお洋服について話そうと思ったら、ぬいぐるみ作りのお話になりました。
適当すぎるやり方を解説しているので、真似しようとするとやりづらさこの上ないかも知れません。
それでも、手放したくない大好きな洋服を側に置いておきたいときの、一つの解決策として共有出来たら嬉しいな〜と思います。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!とっても嬉しいです^^
fin
▼靴下でクッションもつくりました▼