分子栄養学とわたし
分子栄養学に出会うまで
私の母は5人の子を残して44歳で他界した。
胃癌だった。
私は20代で脊髄腫瘍という大病をした。
後遺症なく今いることが不思議なくらいだ。
周りを見回すと、兄弟姉妹、友人たちは…
体調不良、病気で苦しんでいる。
そして、私もずっと慢性疲労、体調不調であった。
どのような体調不良があったのか。
・肩、腰が痛い
・朝起きれない、30分以上布団の中にいる
・週に1回以上頭痛や肩こりを感じる
・慢性便秘
・なるべく歩きたくない、階段は避けたい
・意欲の低下
・イライラする
・集中力が続かない
・いろいろなことが億劫、めんどくさいと感じる
・肌の調子悪い 吹き出物に悩まされる
・髪の力がなくなってきた
・むくみがひどい
・甘いものが無性に食べたい
・年を取るごとに太ってくる
見た目は元気そうに見えたと思う。
一見元気でいる分、力が抜けたときの疲労感は激しい。
いつも気合(アドレナリン)を出して、突っ走ってきたような人生だったような気がする。
病気は嫌だ。健康でありたい。といつも願い、健康オタクのように、情報を探ってきた。
自宅には健康器具がいくつもある。
アジアの僻地に暮らす人々に、癌や高血圧、心臓病など、生活習慣病といわれるものはないとのこと。
日本人の死因で第一位は癌。次が心疾患 そして脳血管障害。この3つの病気で60%が亡くなる。
病気の原因は生活習慣にあるのはまちがいないようだ。
分子栄養学カウンセラー
3年前、分子栄養学カウンセラーの資格を取った。
講座を申し込むまではドキドキだ。
学生時代以来、自分に投資をすることがなかったからだ。
ついていけるのだろうか…学ぶ意味はあるのだろうか…
飛び込んだ世界は新しい概念で真摯に人間の身体を見直す、面白い世界だった。
分子栄養学実践講座、受講者は
2/3が医者、医療関係者、栄養士、東洋医学の先生など
1/3は一般人。体調不良で、ここに行きついた人たち。
ライナス・ポーリング博士が祖だったとは
1968年、生命科学者であるライナス・ポーリング博士をはじめとする多くの生命科学者が
「病気は身体に備わっている素晴らしい調整力によって治るのだから、医師や薬はその手助けに過ぎない。その方法を見直すべきだ」
と医師たちに訴えて、大きな反響を呼んだ。
そして、一般大衆に向けては
「病気は自然治癒力で治るのだから、その力が備わったあなた自身の身体をもっと知りましょう」
と呼びかけたという。
その呼びかけが、やがて、アメリカ市民の間に広がり、KYB運動(Know Your Body)に。
各地で医師や生命科学者を招いて勉強会を開き、人々がKYB「自らの身体のことを知り」始めた。
これが分子栄養学的考え方の始まりだ。
自分の身体を誰かにゆだねるのでなく、自分自身でコントロールしていく。
病気を治すには、身体の機能として備わっている生体恒常性(ホメオターシス)を生かす自然治癒力がなにより大切との考え方だ。
私自身の変化
多くのことを学んだ。
生活の在り方も学んだ。
身体のことを知ると同時に、社会も学んだ。
エドガーケイシーは
「人間はその思いと食物でできている」といった。
思いー心の問題も学んだ。
では私はどのように変わったのか。
・夜ぐっすり眠れるようになり、朝からの不調がない。
・足の膝のかゆかった赤黒い乾癬、皮膚科に逝って薬を塗っても治らなく、だんだん広がっていた。いつの間にか消えた。
・かかとのガザガザがなくなった。
・意欲がわいた。 1時間ぐらいは歩こうーと思えるようになった。
・1㌔30分泳いでも、疲れない。
・慢性便秘が治った。
・便秘が治ることにより、内臓の不調に早くから気づくことができるようになった。
・「脳の霧」ブレインフォグがなくなった。
何を食べるか、どう運動するか、判断力、等々、自分を自分でコントロールする脳機能が活性化した。
自分を信じる
ライナスポーリング博士は
「医者や政治家の言うなりになってはならない。真実は何かを自分で見極め、行動は自分で決めることだ。」
と言っている。
私たちの身体は37兆個の細胞と1000兆個の微生物との共存共栄で成り立っている。
人間の持つ、完全性。
種が、時を違うことなく芽を出し、成長するように、人間もまた、よりよく成長し、生を全うすることができるのだ。
「自分のことを信じられなくてどうする!」
一言でいえば、こういうことなのかもしれない。
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