ファスティング③
ファスティングでは回復食が最も大事といわれている。
私は、甘く見ていた。
回復食を食べずに、次の日から肉や魚を食べた。
数日後、かかりつけの鍼灸院で、「胃が炎症している」と言われてドキッとしたことがある。
3日間、休んでいた内臓が驚くようなことはしてはいけない。
胃の粘膜も、そして腸の繊毛も、休んでいた。そこに消化の悪いものを入れるのは負担が大きすぎるのだ。
梅流し=スッキリ大根
昨日で3日のファスティングが終わった。
初日は、このスッキリ大根。
なるべく無農薬の大根を昆布でじっくり煮る。
それを、断食後の朝に食べる。
だいたい大根半分ぐらいだろうか。
味噌と、梅干しでじっくりおいしくいただいた。
西洋医学では「宿便」という概念はないようである。
が、このスッキリ大根、腸内にたまっている汚れ、有害物質などをスッキリ輩出してくれる効果があるという。
ちょっと時間がたつと、便意を催し、すっきり排出。
スッキリ大根…である。
どうも黒っぽい便が出るのは、宿便ではなく、胆汁ではないかと言われている。胆嚢も詰まりやすい、臓器である。そこがスッキリしたらそれもいい。
イスラムの断食
世界に17億と言われるイスラム教徒(ムスリス)
ラマダーンはイスラム歴の第9番目の月におこなわれる。
断食ではなく、「斎戒」というのが正解。
「斎戒」とういうのは体のすべての器官を正常に保つためにのもの。
日の出から日の入りまで食べることや飲むこと、喫煙、性行為も禁じている。
世界人口の約1/4のムスリス。体の器官を休めて、自分の身体と向き合う時間をとっている。素晴らしい宗教儀式だと思う。
礼拝も1日5回。立ったり座ったり、結構の運動量である。これもまた大変に健康的だ。
いいことは、続いていく。
それは「断食なんて絶対ムリ!」と思っていた私が、恐る恐る挑戦した1回目。またやろう!次もやろう!と、1年で6回もファスティングをやってみて思うことだ。
いいことは、続いていく。これからも。
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