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noteの隣人を1人だけ掘り下げてご紹介してみたい。

noteには500万人が登録しているらしい。

私が住む北海道の人口が約528万人前後だというから、noteには北海道民と同じくらいの人々がいることになる。凄い。そんな中で隣人になるというのは、これまた数奇な巡り合わせである。


今回は、私が「この人は」と思うnoteの隣人のとある記事を紹介してみようと思う。いつか書こう、書こうと思って、時間ばかりが過ぎてしまって反省である。「noter」ではなく「noteの隣人」と表現するあたり、尖っているなぁと思ったりもするけど、そういうこともある。

ひとつの記事で複数の隣人をご紹介してもいいとは思うのだけれども、別に減るものでもないし、ここは「特定の1人」だけを少し掘り下げてみようと思う。今後また、どなたかを紹介することになるかもしれないね。

では、早速いってみよう。


▶1.色んな人に読んでほしい記事

『一歩踏み出してライブに出演したら
 人生が変わった話』

<引用>
変な人だった。
髪はやたらめったら長いし、ヴィジュアル系バンドでもないのに化粧をしてるし、でも歩き方とか仕草とか話し方とか、そういうものは全部男性のそれだった。

傑作だと思う。
バンドを取り巻く青春群像劇。

noteを見ていると、スキの数が1,000以上、中には万単位の記事がある。思わず「えぐ」と目が点になるほどのスキの数だ。

多くはTwitterでバズったものだったりみたいなんだけど、note内の有名な記事は一つ一つどれもが魅力であふれ、驚きや発見があり、読んだ後に「ふわぁ~」という初夏の風のような清涼感を感じることがある。

noteの中で文章を書く人ならば、誰もがそこに到達したいと考えるような極致的文章である。

私みたいな人間が、なにも品評をするつもりはないのだけれど、リトさんの『一歩踏み出してライブに出演したら人生が変わった話』は、私が過去に読んできた多くの記事の中でも、"傑作"の一群に入るものだと断言する。

以下から、私が「なぜ」そう思うのか?
を解説していくことにする。


▶︎2.記事について独自解説

〈記事のあらすじ〉

13年活動してきた自身のバンドを解散することに決め、最後のライブをする過程で出会った”陳腐な言葉でしか表現出来ないくらい”うまい男性ギタリスト。

彼は難病を患っていたが、
リトさんは彼を自身のバンドにスカウトする。

しかし即決してもらえるはずもなく”「じゃあ見てください。次、あなたが出演するイベントに、私達も出演しますから。それでもし“やってもいい“と思ったら、一緒にバンドやりませんか!」”と強気な宣言をするのだが…。

果たして、どんな結末が待っているのか。

〈この表現がエモい〉

(引用)

>あと一歩が足りない。
あと一歩、もう少しだけ踏み出すきっかけがあれば、もうひとつ、大きなステージに行けそうなのに。
きっかけが足りない、実力が足りない、人との繋がりが足りない。
ないない尽くしの日々。
それを実感させられるたびに、私たちは疲弊していった。
そんな日々を停滞したまま過ごすには、私たちは年を取りすぎていたのだ。

〈記事のココで高まる〉

(引用)

>そして今まで応援してくれた人達に、今まで隣にいてくれたメンバーに。
「ありがとう」の感謝を込めて。
今日が最後だと心に刻んで、歌え。

「今日が最後だと心に刻んで歌え」ではなく、「今日が最後だと心に刻んで、歌え」と読点「、」をあえて挟んでいるところに高まりを感じる。

(あえてじゃなかったら、ごめんなさい)


誰かの心の琴線に触れる物語にはいくつかの共通点がある。リトさんの物語でいえば、主人公であるリトさんの「挑戦」であろう。


そして、その挑戦の道すがらで魅力的な誰かと出会う。先ほども書いたが、この記事を読んだ後には「ふわぁ~」という初夏の風のような読後感が得られることを保証する。

「いや、お前がそれを保証するなタコ」という誰かの鋭いツッコミには舌をペロリと出して「ごめんね☆」と言っておきたい。

(ごめんね☆)


【ダメ押し】未読の方は読んでみてね


▶︎3.隣人のプロフィールを紹介

noteネーム:「リト」さん
note初投稿日:2022年5月2日
ジャンル:エッセイ / 毎日投稿

自己紹介文:
正社員を目指す契約社員。夢は『書くこと』を仕事にする。バンドマン13年目。SUPER BEAVERとV6と家族とゲームがあれば大抵なんとかなると思ってる。noteでの目標は『なんらかのコンテストで優勝する』こと。IDDM患者の旦那と一緒に毎日楽しく生きてます。

やっぱり「お前が言うな」な解説なのだが、リトさんの文章には人生への美学、こだわりが見え隠れするように思える。ハツラツとしているが内省的でもある。向こう見ずに突っ走るようなエピソードが多いが、実は人一倍誰かの心を考えている。そんなパーソナリティが文章から見えるような気がする。

「お前が言うな」ではあるけれど。


▶リトさんのnoteへのスタンスなどはこちら

<引用>
>自分の成長のために、出来るだけ色んな書き方を試したいとも思っているので、なかなか文体が安定しない時もありますが、その時は「ああ、試行錯誤してるんだな」と思っていただければ幸いです。

▶︎4.おわりに

現実世界において、隣人とは程よい距離感を保つのが得策である。昭和のような、困ったら助けてくれるお隣さん的な関係である。noteにおいても程よい距離感をもった隣人関係を築きたいなぁ、と思う今日この頃。

今後も定期的に、私が「この人は」と思う方をご紹介する記事を書ければと思う(勝手に)。次に紹介する方もおおかた決まってる。

(そう! あなただ!)

うーん、どうしようかしら。
毎月29日にやってみよう(覚えてたら)。

品評のようなものをする資格ある人間では確実にないんだけど、言い訳的に書くと私は、おいしいラーメン屋さんがあったら「あそこ、おいしいよ」と友だちに紹介したくなるタイプである。

良いものは良いって、
自信を持って友だちにオススメしたいものね。

〈追記 : 2022.11.29 2人目〉



<あとがき>
私が糸井重里だったら別にこういうことをやっててもおかしくはないと思うのですが、私は糸井重里ではありません。が、最後に書いたように「おいしいラーメン屋理論」をヨリドコロに書きました。リトさん、実はだいぶ前から書いてたのですが、公開まで時間かかってすいません。やっと紹介できました。みなさん、本日もありがとうございました。

【関連】リトさんの記事をおかわりするならコレ

<引用>
>金を稼がない、稼げない、ということは、世間では叩かれる理由になる。
いい年の男性が無職になったというだけで、長年付き合った彼女から振られる理由になる。
私にはその気持ちが上手く理解出来ない。
それは本当に、相手のことが好きだったのだろうか。




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