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相手に「大人」を感じる瞬間。

先日、義理の姉夫婦に会った。めったに会わないあの夫婦は、この地球の南半球に住んでいる。今日までもこれからも。


海外に親戚がいる、というのは、地方コンプレックスの強い、カスみたいな私にとっては不思議な感覚で、つい、ぬるっとひけらかしたくなるものなんだけれども、そんなことよりも、素晴らしいことがあった。



義理の姉夫婦との別れ際に
「大人」を感じた瞬間があったのだ。


なにか。



大量のおみやげをもらったのである。


あっちのチョコレート、あっちのチップス、あっちのビール、あっちのなんか。頼んでもないのに両手に抱え切れないほど、どっさり、いや、こんもり。

私がここで誇りたいのは、3年会っていなかった私たち夫婦に、あっちのおみやげをこれでもかと大量に準備して、寒い中持ってきてくれる親戚がいること。


こういうことなら胸を張って誇れる。言える。


この地球のどこに住んでいようが、誰かを喜ばせようとする気持ちは、国境を越えるのだ。
(なんつって)



〈こぼれ話〉
妻も海外で3年暮らしていたらしいが、妻の英語がペラペラなのか、私は確認したことがない。私は妻の英語力を把握していないのだ。
そういう関係性ね、と思ってね


ってなわけで、例に漏れず前置きが長くなったが、今日は「相手に大人を感じる瞬間」を8つ、さらっと書いてみたい!



これぞ、大人の教養である!



では、いってみよう!


れっつら、アダルト!!


[1]姪っ子、甥っ子に何歳になったの?と聞かない

いきなりだが、これは大人ポイントが高い。小さな子どもを一人の人間として扱う様子に、その人の「大人性」が見える。

「何歳になったの?」なんて子どもたちは聞かれ飽きているのだ。その代わりに「どんなことをしてるときが楽しいの?」と聞いている様子を見たら、私は「あわわ」とひれ伏す。


[2]運転中、車間距離を詰めず、かつ道も譲る

なんて大人なんだ。車間距離の広さは心の広さである。多少あおられたくらいでは、大人は動じない。

「後ろの運転手、体調悪いのかな?」と、相手を思いやるくらいの余裕を持つのが、この国の大人である。


[3]ミスを指摘しない

仕事において、書類などに多少の不備があったとしても、大人は指摘しない。

仮に指摘しなければならないとしても「もしかすると私の見間違いかもしれないんだけど…」という枕詞を彼らは欠かさない。なんて大人なんだ。


[4]先祖を大切にしている

あれはなぜだろう。きちんとした大人ほど、自分のルーツを語ることが出来る。先祖の営みの延長線上に自分がいることを自覚している。

おばあちゃんの家に行けば、好きなお菓子に目もくれず、真っ先に仏壇への挨拶を欠かさない人種である。あこがれる。


[5]火を恐れない

大人は火を恐れない。鍋の取っ手の熱さすら恐れない。おばあちゃんとか、そうだった気がする。

火を恐れない大人を見たら、隣にいる私は内心「すげぇ!火を恐れていない!」と感嘆する。ちなみに私の妻は、おばけと同じくらい火を恐れている。


[6]メッシを理解して静かに泣く

大人というのは、他人への感受性が高いものである。W杯で優勝したメッシが、アルゼンチンの若手と一緒に喜んでいる様子を見て「あぁ、メッシ、良かったねぇ」とポトリと泣ける人は大人だ。

が、メッシの苦労を知らずに、ただ時勢に流されて泣くのはいただけない。私の母がそうである。


[7]年始の実家挨拶を1時間で切り上げる

実家に行く、という行為は、パートナーからすれば一大事である。いくら家族とはいえ「赤の他人」だからだ。自分の家の実権は妻にあると理解し、実家の両親の前で、妻を最大限立てられる男性には大人を感じる。

「じゃ、俺たちはこれで帰るわ」と、惜しまれつつ帰っても、文句を言われない実家づきあいを心得ておきたい。ちなみに私は、妻の実家に2日間拘留される予定である(トホホ)。



[8]noteは週1更新にとどめている

大人だぁ。あ~大人だぁ。毎日更新するなんて、よっぽど暇を持て余している人しか出来ない。

「毎日書かないとフォロワーさんが減っちゃう~!」と思ってる私なんて、煩悩の塊、煩悩の化身、煩悩の権化、煩悩の魔人、いや「煩悩の暇人」である。本当の大人は、週1で高品質な記事を書いて公開する。
ここは、ツッコミどころだよ!



と、いうわけで「大人を感じる瞬間」を、8つ挙げてみた。もう少しでクリスマス、お正月がやってくるねぇ! 私たちの「大人性」を見せつけるチャンスの到来である!



それでは、みなさん、素晴らしい大人に!


〈あとがき〉
妻と結婚するとき「あたしのお姉ちゃんは、オーストラリアに永住してるから」と言われて、いったいぜんたい、この人はなんなんだ、と思った記憶があります。いいなぁ、海外。姪っ子はまだ小学生ですが、カタカナが不得意だそうで、それは逆にカッコいいなぁ、と憧れる32歳です。大人になり切れません。今日もありがとうございました。

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