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イトーさん、疲れてます?

最近、行く先々で「疲れた顔してますね」と言われる。

最初は軽い気持ちで「あーはいはい」と聞き流していたけど、3回目ともなると、これはもう一種の公害なのではないかと思い始めた。

もしかして、私のおでこに「疲労感:1億万パーセント」のステッカーでも貼られてるんじゃないか? 社会人失格だなタコめ。

今日なんて、カフェの店員さんにまで「大丈夫ですか?」と心配された。いやいや、私はただカフェラテを頼みにきただけです。

まさかカフェラテの代わりに「ビタミンC入り特効薬でもどうぞ」なんて言われるんじゃないかと心配になった(なってない)。

コーヒー1杯で健康診断されるって。悪くないけど。私が求めていたのは、カフェインの補給であって救命措置ではないんですよ。ありがとうございます。

それにしても、ふと思った。

毎日がなんだかんだで長距離走のようなものだ。

仕事、家事、そして「疲れてないふり」までがセットメニュー。これってトライアスロンの新しい競技種目か何か? あ? 

もしかして私、オツカレウイルスの発生源なんじゃないかって思うこともある(ない)。鏡に映る自分を見て「お前、疲れてるの?」とツッコむ日々。


でもまあ、プロフェッショナルたるもの(なんの?)、疲れを顔に出さないのが基本中の基本。

理想は「生き生きしてますね!」って言われながら、実は脳内では「帰って寝たい」ってつぶやくような完璧な笑顔。それに比べて私は全力で疲れた顔を晒し、まるで世界に「私はいま疲れてます、どーぞよろしく!」と宣言しているようなものだ。


疲れた顔で世界に挑む。


日本のみなさん、おつかれ生です。


<あとがき>
でも、少し考え方を変えることにしました。疲れた顔も個性の一部と思えば、それほど悪くないかもしれません。むしろ「疲れてます顔」を堂々と武器にして、同情票を稼ぐ作戦も。ないですね。「疲れてるのにがんばってる感」を全面に出せば、何かしらの得をするかもしれないなぁ。ないかぁ。きちんと疲れをとるまでが大人ですよね。今日も最後までありがとうございました。

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