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最近の日々のキリトリ
朝、駐車場から仕事場へと歩く途中、道に茶色くまあるい枯葉が落ちていた。使い古された味わいのある革のような色合いの枯葉。そのまま通り過ぎたのだけど、やっぱり気になってそっと拾い上げて、写真をカシャリ。誰に見せるわけでもないカメラロールの一部になる写真。日々の記録。
毎月入ってくる仕事の取引先から送られてくるはずのデータが、予定の日から遅れるのは当たり前になっていて、今では納期ぎりぎりにやっと届くようになった。忙しいのだとは思うけど、後回しにおざなりにされている気持ちがやっぱりある。
年末年始の忙しさが落ち着いて、いつもその頃母親は体調を崩す。みんなのためにと無意識のまま一生懸命で、ほっとしたらどっと疲れが出てしまうのだと思う。困っている時も、誰にもヘルプを求めない人なので、もっと周りに甘えればいいのに……と思うけど、私以上に甘え下手だ。今まで誰かに甘えたことあるんだろうかと思うほど。
相変わらず声をかけてもヘルプは来ないので、朝からおでんを仕込んで、タッパーに入れて届けに行った。
LINEの返信がなく既読にもならなかったので、心配していたけど、起き上がって掃除をしようかというぐらいには元気になっていた。ただ単にスマホを見ていなかっただけだったらしい。
年末から年始にかけて、燃え殻さんの「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読んだ。馴染みのあるカルチャーがたくさん出てきて、その頃の自分と重なるような気持ちになった。今の自分を作ってきたこと、支えになっていたこと。
今は、星野源さんの「いのちの車窓から2」を読んでいる。やっぱり好きだなぁ、星野源さん。笑顔の裏にあるもの。それがあるからこその明るさや笑顔。
図書館から「予約していた本が入りました」と連絡があった。今年は、読みたい本をどんどん予約して読もう。変わらずふらりと棚を眺めて気になった本もどんどん読もう。
映画は、家で2本観た。当たり前に日常を過ごせることの幸せさ。日常は過ぎていくけど、その隅っこにずっと小さく光って支えになるもの。