『ふすまの心理』と傾聴で子どものやる気を伸ばそう
こんにちは。子育てコーチング~ありのまま~の機法院です。
ご訪問いただき、ご縁に感謝いたします。
前回はやる気を伸ばすには『承認する』のがいいとお話させていただきました。
今回は、やる気を伸ばすために気を付けるポイントをお伝えいたしますね。
子どもが成長してくると、だんだん一人で遊ぶ時間が増えてきますよね。そんな時、あなたは何をしていますか?家事をしているかもしれませんね。本を読んだり、携帯を見たりしているかもしれません。もしくは、あまりにも大人しく遊んでいて心配になって声をかけるかもしれません。子育てには正解はありませんが、私がオススメする接し方を2つご紹介しますね。
これは、心理学者の植木理恵先生の著書【賢い子になる子育ての心理学】にも書かれているのですが、1つ目が『ふすまの心理』です。
『ふすまの心理』とは一言で言うと、適度な距離感です。つかず離れず、見ているような見ていないような、そばにいるけれど、お互い違うことをしているという感覚。
私の中学受験の話になりますが、小学生の頃は、自分の部屋の勉強机ではなく、ダイニングテーブルで勉強していました。私が勉強しているそばでいつも母は晩ご飯の準備をしていました。ずっと一緒になって勉強を見てくれるわけでもないけれど、声を掛けたらすぐに来てくれる。そんな環境で勉強していました。当時はそれが当たり前で何とも思いませんでしたが、今から思うと、そうやってすぐそばで見守ってくれているという安心感があったからこそ、勉強に集中できたのだと思います。
つまり、見守るということが大切なのです。
子どもが一人で集中している時は、話しかけずに見守る。「何してるの?」と声をかけたくなる時もあるかもしれません。でも、そっと見守りましょう。きっと、集中して物事を成し遂げたときに「ねぇねぇ、お母さん見て!」と言ってくるでしょう。その時は、自分の手を止めて、話を聞きましょう。これが2つ目のポイントです。ご飯を作っているなら、一旦手を止めてそばに行って出来たものを一緒に見る。本を読んでいたならしおりを挟んで、子どもの目を見て話を聞く。ちょっとしたことですが、手を止めて真剣に話を聴くと意外とすぐに話が終わるものです。
子どももそうですが、大人も自分の都合で動いています。これを書いている私もそう。自分が話したいときや余裕がある時は子どもに話しかけて、余裕がないときは「ちょっと待って」と言っていませんか?子どもにも子どもの都合があります。話しかけてほしくない、集中したい時だってあるんです。そんな時は見守りましょう。集中している時のサインは、子どもの口元を見て下さい。口がとんがっていたり、への字になっていたりしたら集中しているサインです。そして子どもから話しかけられたときは、出来るだけ子どもと目を合わせて真剣に話を聴く。意識してみると、意外と聞き流していることに気付くかもしれません。
今回は見守る『ふすまの心理』と手を止めて話を聞くという2つのポイントをお伝えしました。ぜひ一緒に実践していきましょう!やる気がぐんぐん伸びますよ!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
一緒に子育てを楽しみましょうね!
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