僕の主治医はこんな人
メンタルクリニックって患者と医師の相性って重要だと思うんです。
僕は心療内科にかかるのが初めてで今の先生しか知らないのだけど、最初にクリニックを探す時にクチコミや経験者の話など見ていてそう思いました。
僕は幸い自分に合う先生に出会えたと思う。
信頼しています。けど依存はしていない。
「相性がいい」とはどういう関係性なのか。
それは患者さん1人1人の状態や性格や環境などによって様々だと思いますし、同じ先生でも患者が違えば別の対応をしているかも知れません。
これからのお話は
あくまで僕の場合のお話
だという前提で興味があれば読んでみて下さい。
僕の主治医はこんな人です
(私が先生に対して受けた勝手な印象である事をご理解の上お読みください)
僕の通っている心療内科の先生は男性医師です。
いつも穏やかで話しやすい。
診察室に入るとまず「調子はどうですか?」と聞かれる。
睡眠記録表を先生に見せながら前回から体調や睡眠、食欲、気分の落ち込みなどの変化があったのか僕が説明して先生が処方を決める。
診察時間はだいたい5分。
他のクリニックのクチコミを見ると「5分診療では時間が短くて不満」という声も見るけど、僕自身は不満は感じていない。
初診ではしっかりと時間をかけて話を聞いてもらえたし、僕の状態が休職したての時のように生活に支障が出るほどの抑うつ状態ではなくなったからというのもあると思う。
たまに世間話もする。
先生はとにかく睡眠重視なように思う。
睡眠の正しいリズムと質を重視する。
それと先生はあまり薬を増やしたがらない。
少し不調でも緊急性がなければ最小限の種類、最小限の量で様子を見ることを提案する。
薬を増やす時には絶対に「ごめんなさいね。増やしたくないだろうけどちょっと心配な状態なので、試してみませんか?」と申し訳なさそうに謝る。
そしてその薬を処方する目的や、依存性の有る無しなどを説明してくれる。
僕は薬を増やすのが怖いと言った事はないのだけれど。
また、復職してから数ヶ月した頃に結構気持ちがしんどい時期があって自分の歪んだ認知にも自覚があったので、
先生に「カウンセリングを受けてみようかと思ってるんですが先生のご意見は?」と相談した事がある。
そのクリニックにはカウンセラーも数名いて診察に行った時に追加で料金を払えばカウンセリングも受けられる。
でも先生の答えは「受けてみたければ1ヶ月に1回くらい受けてみてもいいですが、あなたの場合は別に受けなくても大丈夫だと思いますよ。患者さんに余計な経済的負担をかけたくないですし。」だった。
先生は僕の心と体の負担だけでなくお財布の負担も心配してくれる(汗)
先生との関わり方の変化
1年ほど通っている訳だが、僕の先生への関わり方も変わってきた。
以前は前回からの調子の変化を聞かれても「はい、いい感じです」「なんかちょっと調子悪かったです」くらいのぼんやりした返答しかしなかった。
その理由は自分の状態がよく分からないというか、日によって時間によって調子が変わるので、何をどう説明すればいいのか分からなかった。
ただ何となく徐々に良くなっている事は感じていたので「先生にお任せして、言われた通りの薬を飲んでれば大丈夫だろう」と思っていたからだ。
でもある時診察の中で「仕事が忙しくて6時間以上の睡眠が確保出来なかった日は途端に調子が悪くなる気がします」と話したら
先生に「そう!そう言うこと教えて欲しいんですよ。こちらは分からない事だから」と言われた。
僕は「あ、そっか。こういう事を話せばいいのか!」って気が付いた。
考えてみれば当たり前の事なんだけど言わなきゃ先生には伝わる訳ないですよね。
それから診察の時に僕発信で先生へ話す事も増えてきました。
気力が弱っていて「先生、僕を治してください」という完全に他力本願状態だった時期を抜け出して、気力を取り戻し「先生、治したいから僕をサポートしてください」という少し能動的な心持ちに変化してきたという事かもしれませんね。
まとめ
繰り返し言いますが、これはあくまで僕の場合のお話です。
今の僕にとっては「信頼してるけど依存はしていない」関係性は大変ありがたいです。
そしてある程度活力が出てきたら、医師任せではなく自分からの働きかけをする事も良い関係性を築く為に必要なのかなと感じております。
とは言え、まだそこまでの活力が戻っていない方は無理しないで下さいね。
皆さんと自分の健康を願いつつ、今回はここまで。最後までお読み頂きありがとうございます。