びっくり読書実話~そんなバカな
こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、人間の記憶力というものが、いかに当てにならないか、というお話です。
ひとつは、約20年前の出来事で、もう一つは、つい最近の出来事です。
①【今から約20年前の出来事】
ずっと読みたい読みたいと思っていた本を、とうとう息子の通う中学の文化祭の古本市で見つけました。
天にも昇る心地で、一気に読み、深く満足しました。
それから数日後のある日、机の整理をしていたところ、10年前の古い読書ノートが出て来ました。
パラパラとページをめくっていた私は、ある日付のところで、目が留まりました。
ついでに息も止まりました。
そこには、あれほど読みたいと渇望していた(そして、一気読みしたばかりの)本の題名が書いてあり、あっさりとした感想も記されていました。
☆☆☆
読みたいと探し続けていた本を、10年も前に、すでに読んでいたとは・・・!
なぜ、読んでいないと思い込んでしまったのかはわかりません。
どこかの時点で記憶が上書きされたものと思われます。
ちなみに、『プレーグコートの殺人』は、横溝正史が激賞していたので興味を持ったものです。
②【今から約ひと月前の出来事】
我が家では、ピアノの隣に、電話台が置いてあります。
電話台としてはもう使っていなくて、下の開き戸の中にはピアノ曲の譜面集が入れてあり、上の台には、途中で読むのをやめてしまった本や、いつか読もうと思って、取ってある本が並べられています。
その中の一冊。
▼『これからの「正義」の話をしよう』 マイケル・サンダル
この本、すごく流行りましたよね。
TV番組にもなって。
「ハーバード白熱教室」だったかな?
ベストセラーになっただけあって、読みやすくて、考えさせる内容で、面白い本でしたが、読み終える前に、急な用件が入ってきて、ついそのままになっていました。
どこまで読み進めたかも覚えていません。
そうなると、億劫になって、初めから読み直すのも何だかなあ、と思っていました。
それが、先日、読み終えた本の題名を書こうと思って、読書ノートにしているマイブックの、5月のページをめくっていたところ、見つけてしまったのです。
☆☆☆
え、私、読み終えていたの?
なぜ、途中読みのままだと思い込んでしまったのかはわかりません。
この本は、2階の本棚に移すことにしましょう。
今回の例から見ても、人間の記憶力というものが、いかにあやしいかがわかります。
そして、これが氷山の一角だとすれば、私は、かなりの数の、読了済みの本を、未読だと思って、読み直しているものと思われます。
これは、経済的だと思って喜ぶべきでしょうか。
ちょっと複雑な気分です。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
あなたにも同じような経験があったら、ぜひお知らせくださいね!