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りっつんさんの本を読んで
こんにちは、ぱんだごろごろです。
先日、「りっつんブログ」の著者、
シニアブロガーのりっつんさんが出版された本、
「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」を読んだので、
今日は、その中から、特に心に残ったテーマを、三つあげ、
それらについて、書いていこうと思います。
*(株)扶桑社 刊 2020年9月発行
その前に、まず、りっつんさんについて、ご紹介しますね。
シニアブロガー、りっつんさん
私が「りっつんブログ」と、りっつんさんのことを、初めて知ったのは、
金融問題で有名な、リベラルアーツ大学の両学長のYou Tubeでのことでした。
ブログを始めるのに、何才からでも遅すぎるということはない、というテーマで、シニアブロガーとして、りっつんさんが紹介されたのです。
りっつんさんは、現在62才、私より少しお姉さんで、ブログ歴では、大先輩、文句なしに、雲の上の人、あこがれの存在です。
若い頃はコピーライターをされていたそうで、現在は、字幕制作(耳の聞こえない方のために、日本の人気ドラマや映画などに、日本語の要約字幕をつける)の仕事をしています。
36才のとき、病気のために、ご夫君を亡くされました。
以来、ひとりで二人の男の子を育て、息子さん達が独立してからは、
「心地よい」ひとり暮らしを、老猫とともに送っています。
りっつんさんの本を読んで、まず思ったことは、
語り口が穏やかで、上品だということ。
まわりから、「一人でごはんを食べて孤独を感じない?」と、
言われても、相手の決めつけに腹を立てるのではなく、
「私はそうは思わない」と淡々と己の境地を綴るのみ。
ひとり暮らしというのは、単なる生活のスタイルであって、それが孤独ということに即結びつくのではない。
りっつんさんは、聡明で、愛情深く、何よりも背筋のまっすぐ伸びた、きちんとした方でした。
「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」
この本には、りっつんさんの日々の暮らしや、お友だちとの付き合い方、
猫との暮らしや、離れて住む息子さん家族との交流など、
さまざまな等身大の、60代前半ひとり暮らし女性の姿が描かれています。
その中から、次に挙げる三つのテーマが気に掛かり、心に残りました。
その三つとは、
①「りっつんブログ」の内容について
②息子さん達との子離れについて
③お金の問題について
です。
▼①「りっつんブログ」の内容について
「りっつんブログ」とは、むろん、りっつんさんが運営しているブログのことです。
私たち、ライフスタイル関係の記事を書いている者にとって、①は、とても関心のあるテーマです。
りっつんさんは、ブログを『雑誌のようなイメージで作っている』と語ります。
以下は、りっつんさんがブログで扱っているテーマです。
◆料理や掃除など、生活についてのあれこれ。
◆お金のこと
◆未亡人として考えたこと
◆本やニュースについて
◆外出の記録
◆お取り寄せ品や愛用品の紹介
◆音楽やミュージカルのこと
◆デジタル機器のこと
◆ブログ運営のこと
◆何気ない日常のこと
◆家族のこと
『カテゴリーはときどき見直して、固定化することなく、変幻自在』と記すりっつんさん。
ご自分でも、『これからどんなブログに進化していくのか、可能性は無限大』との文章に、勇気をもらいました。
▼②息子さん達との子離れについて
ある日、りっつんさんは考えました。
もし、子どもが自立できなかったら、未亡人の老後リスクは大変なものになる。
何が何でも息子たちには、自立してもらわなければ。
そのための手段として、子ども達には、大学を卒業したら、家を出て行ってもらう。
母一人、息子二人、それぞれが自分を養えれば、共倒れになることはないだろう、と。
りっつんさんは、そう決心して、実行しますが、それでも、揺れる心の内をこう書き記します。
『とはいえ、子と離れるということは本当につらいことです。まさに、子育ての最大の試練です。』
息子は大きくなるにつれて、頼もしくなってくるし、父親との衝突もないので、日々は居心地よく、平和です。
会話も弾むし、手放すには惜しい人材です。
でも、ここが自分との勝負のしどころ。
そう思ったりっつんさんは、おそらくは断腸の思いで、息子さん達が家から出て行くのを見送ったのでしょう。
本当に立派なことです。
まだ家に息子がいる私にとって、この子離れをやってのけたりっつんさんには、ただただ頭が下がります。
今は、それぞれ幸せな家庭を築いている息子さん達と、より良い関係を保っているりっつんさん、
かつての、自分との勝負にみごと勝利して、今の穏やかな暮らしを手に入れました。
▼③お金の問題について
りっつんさんは、息子さん達の学費を、ご夫君の生命保険金でまかないました。
『大学の学費を出したのは父親。わたしへの恩を感じることはない』と、
息子さん達に告げたそうですが、
なかなか言える言葉ではありません。
すごいな、と、感心するばかりでした。
一方、りっつんさんの次男は、金融関係に明るい方です。
ひとり暮らしの母の老後を心配して、「一度、見てあげようか」と、声をかけてきました。
でも、子どもには、お金の話はしないのをポリシーにしてきたりっつんさん、
迷っていると、次男さんはこう言いました。
『一円も残さなくていいからね。
かあさんが人生を楽しめるように全部使い切ってください。
逆にもしかあさんにお金がないとわかっても、仕送りは一円もしないつもり。
家計管理・資産運用の方法は教えるけど、家計は別だから。
お互い自立した大人なのだから、判断が下せない老人になるまでは独立採算でいきましょう』
これを聞いたりっつんさんは、はじめ、
<親のカネで大きくなったくせに、何を偉そうに!>
と思ったそうですが、
この次男さんの言葉、これもなかなか言える言葉ではありません。
依存しない、自立する。お互いのお金をあてにしない。
たいした親子だ、これまたすごいな、と、りっつんさん親子への尊敬の念は高まるばかりのぱんだでした。
以上三点、「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」の中から、
特に心に残ったテーマについて、述べてみました。
あなたの参考になれば幸いです。
「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」(扶桑社)
シニアブロガー、りっつんさん著
を読んで、特に心に残った三つの点について、述べてみました。
①「りっつんブログ」の内容について
②息子さん達との子離れについて
③お金の問題について
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
あなたのスキ、コメント、フォローに、心より感謝いたします。
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