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平安女房探偵団(平安女流文学者一覧)、参加者募集中!

こんにちは、ぱんだごろごろです。
前回の妄想があまりに楽しかったので、引き続いて女房ネットワーク探偵団について、考察を深めているぱんだであります。

人選の条件

①清少納言と同時代の人。

②女房だった人。女官でもよし。
広く考えて、宮中に出仕していてもいいし、大貴族の個人宅に仕えていた人でもよし。 に仕えていても、中宮、女御に仕えていても、内親王、斎宮に仕えていた人でもよし。 出仕先の公私は問わない、今で言う国家公務員でも、民間企業勤務者でもOKということです。

③清少納言と重なる時期に、平安京かその近くに住んでいた人。

時代が明らかにずれてしまうけれど、候補から外すのは惜しいと思える人は、そのキャラクターだけを借りて、仮の名前を付け、架空の人物として、自由に動かす。

清少納言が再婚して、夫と地方へ行っている間は、誰かメインの女房がリーダー役になる(赤染衛門とか、しっかり者系の人が良い)。
その間も、脩子内親王と清少納言とは、文のやり取りを通じて、事件に関しての連絡を交わし合う。

脩子内親王は、「枕草子」の写本(もちろん能因本)を貸し借りする、という口実で、本と一緒に、事件の資料を、女房探偵団のメンバーにそっと渡したり、とか。
その時には、脩子内親王にお仕えしていたことが知られている、女房の相模が、お得意の和歌と共に、さっと御簾の下から、円座(敷き物)に乗せて寄越す、とか。

和泉式部は、和歌にこと寄せて、危険を知らせる暗号文を送って来る、とか。

何だか、書いているうちに、女房探偵団と言うよりは、チャーリーズエンジェルみたいになって来ましたね。

人選の手順

さて、具体的な人選の手順ですが、
A36歌仙と、女房36歌仙から、重なる人をピックアップ
B中古36歌仙と、女房36歌仙から、重なる人をピックアップ
C:「無名草子」と「紫式部日記」に名前が出て来る人達もピックアップ


さあ、どれくらいの人数になるでしょう。

「無名草子」は、鎌倉時代初期の文学評論書です。
「源氏物語」をメインに、「とりかへばや物語」や「狭衣物語」、その他物語の評論と、歌集の評論、平安時代の女性(文学者含む)達について、書かれています。

「紫式部日記」は、言うまでもなく、紫式部が書いたとされる日記。
公的な側面のある日録ですが、中でも有名なのは、消息文(手紙のこと)として展開される、女房批評の部分です。

彼女の同僚女房だけではなく、主人である定子が亡くなったため、当時はすでに退職しており、同時に働いたことはなかった清少納言まで対象にして、辛口の女房批判が繰り広げられます。
そのため、紫式部本人の屈折した心情がよくわかるのです。
実名をあげて、あれこれ書かれているため、女房リストを作る時には参考になります。

A:小野小町(825~900)
  伊勢(875~938)
  小大君(940~950~1005~1011)
  中務 (912?~991?)・・・伊勢の娘
  斎宮女御(929~985)・・・伊勢斎宮のちに村上天皇女御
B: 藤原道綱の母(935~995)
  馬内侍(949~1011)
  赤染衛門(956~1041)
  紫式部(978~1019以降)
  和泉式部(976~1030)
  伊勢大輔(989?~1060?)
  清少納言(966~1025?)
  相模(998~1061)

C:小野小町、伊勢、清少納言、和泉式部、紫式部、(プラス「紫式部日記」・・・赤染衛門)
  小式部内侍(999~1025)・・・和泉式部の娘
  宮の宣旨(不詳)・・・三条天皇中宮の女房、大和宣旨とも。

  兵衛内侍(不詳・鎌倉時代初期)

こうして見ると、A群は、小大君以外は、年代的に全滅です。。
B群は、道綱の母以外はOKです。
C群では、兵衛内侍はアウトですね。

女房探偵団の候補に残ったのは、清少納言を含めて10人です。
ちょうど良いくらいの人数でしょうか?
他にも、相応しい方がいらっしゃいましたら、自薦、他薦問わずお知らせ下さいませ。
お待ちしております。

まとめます。


平安女房探偵団、始動!
まずは、生没年で、選抜してみました。
ご覧の通りの豪華メンバーです。
あなたのお気に入りの女房が入っていない場合は、是非ご一報下さいね。

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ぱんだごろごろ
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