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美しいものを、美しいと思える自分であるために。

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セオドアは、迷っていた。
父の後を継ぎ、エリートコースに乗るだけの人生でいいのか。
けど、自分がしないことなんて他には浮かばない。

「聞かれた。連れて行きな」

乗せられた船は海賊船。
しかしどこか親しみやすく、疑問ばかり浮かぶ。聞いてみれば、魚1匹の窃盗で半生を牢で送るか、死ぬかの2択。情状酌量はもらえない。
それが、今自分が進もうとしている海軍の「正義」なのだと。

鳥に憧れた。
自由に羽ばたく鳥に。

美しいものは美しい。
したいことをしていたら海賊と呼ばれただけ。
誰にも縛られる気はない。
大事なものひとつ、しっかり捕まえておくのだと言う海賊に、海軍の御曹司は。


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