
子どものイヤイヤ期にはHALTが有効
子どものイヤイヤ期
子育てでは避けて通れない子どものイヤイヤ期。一時的だというのは分かっていても、毎日24時間続くとこちらも疲れてしまいます。また、目が離せない時期ですので、子どもをずっと放っておくわけにはいかない。イライラとモヤモヤと疲れと…自分の感情に疲れてしまいます。そんな時はHALTを知っておくと、役に立ちそうです。
HALTとは?
私はこの言葉を海外の育児に関する本で学びました。
HALTとは英語で立ち止まるという意味。
STOPと同義語。(STOPより堅いイメージ)
そしてその本では、頭文字をそれぞれ
H hungry 空腹
A angry 怒り
L lonely 孤独
T tired 疲れ
と示しています。
イヤイヤ期の原因は主にこの4パターンにある
あれ、イヤイヤする理由って大人がイライラしたりする理由と同じじゃない?と思いませんでしたか?
とはいうものの、あまりにギャンギャンされると子どもに対してついカッとなってしまいますよね。怒鳴ってしまったり、八つ当たりしたり。
そしてその夜、すやすや寝てる我が子をみたり、
我が子の笑顔がたくさんのカメラロールを見返したりすると…あの時なぜあんな風に思ってしまったんだろうって罪悪感。あぁ。わたし余裕ないな。って思った経験ありますよね。
そんなときは、イヤイヤしている子どもではなく
起こってる《現象》に目を向けてみましょう。
起きている現象に目を向けるとは
大人サイドは湧き上がる感情にふりまわされるのではなく、
《今イヤイヤ期の我が子がなぜか分からないけど怒っている》
という現状把握の止めるのです。
これがマインドフルネスの考え方でもあります。
自分の考えや思考のストーリーを自分で押し進めない。
イライラする気持ちにマインドフルネスでうまく対応します。
この場合、子どもはまだ脳と体も心も発達段階。言葉で説明できない、なぜイヤなのかわからない。その気持ちを子どもなりに外に向けて表現してるだけであるという事実。なだけです。
あるがままに受け止めるということ
思考のストーリーを押し進めない=物事をあるがままに受け止めるためには、マインドフルネスの実践を日頃からおこなっておくと良いかと思います。いざという時に使えるように、鍛えておく必要があります。筋トレと同じです。
マインドフルネスを実践することで、自分の外側の世界で起きている物事に対応する力と、自分の内側でわきあがる感情をどう扱うかを知ることができます。それは《自分を整えること》に繋がりますよ。
今日からマインドフルネスを意識した生活をしながら、イヤイヤ期の子どもを目の前にしたときはHALT(立ち止まる)を思い出してみてくださいね。
キッズマインドフルネス協会®︎