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旅行は良い

2泊3日の旅行へ行った。15年の付き合いになる友人2人と。

目的地までは在来線や特急電車を乗り継ぎ、2間ほどで着いた。丁度良い移動時間だ。


友人と行く旅行、かなり久しい。しかも、私の人生で最も親しいこの2人とは初旅。

逆に、何故これまで行かなかった?と問われれば。本当にタイミングが無かったと答える。
旅行前日に1人がコロナに罹ったりなど(なので2人で行った)、それ以外でも。本当に何故かタイミングが無かった。

しかし、今回は私の夏休みに合わせて友人たちも休暇を取ってくれたおかげで。やっと、念願の、3人旅が決行された。タイミングは掴み取らないといけない。


どこへ行ったとか、どこに泊まったとか。何を食べて、何を見たとか。そういう話は割愛するが、無人島を行脚した事だけ、少し記しておきたい。ナイス行脚だったから。

私は学生時代、授業の一環でほぼ毎日山登りをしていた。その影響で、今でも自然は好きだ。
一応言っておくと、ガチガチの装備が必要な山登りではない。高校生が朝から、150mlのペットボトルのみ持参で登れるほどの、優しめの山だ。

話が少し逸れてしまったが、無人島で2時間ほど散策した。ほぼ山登りであった。汗だくだく。
結構大変だったけれど、それが良かった。フィトンチッドは非常に助かる。


普段生きているだけで、私の目はブルーライトを浴びまくっている。会社でも自宅でも、PCをカタカタしたり、スマホをポチポチしたり(今もそうなのですが)。都会を歩けば、派手なお店の外観や、カラフルなポスター。人工的で鮮やかな色を多く目にする。

だが、山道を歩いていれば、草木や土、石ころばかりで。自然の色は眩しくない。気付けばサングラスを外していた。もうずっと、このような景色だけを、見ていたいと願った。

しかし、私は日傘とスマホを片手に歩いていた。結局は自然に憧れる、都会に生きる観光客なのだ。


また、自然の中では、臭いに関しても同じことを言える。
普段は生きているだけで、車の排気ガスや、飲食店の換気扇から排出される汚れた空気が、鼻をかすめる。外を歩くだけでたくさんの 臭い と出会う。都会は臭い。

だが、山道を歩いていれば、臭いという感情が出てくることなかった。自然は臭くない。時期によっては、独特な香りを放つ植物がいるのかもしれないが、それもきっと臭いとは思わないだろう。

臭いの原因もやはり、人為的であるからだ。

無人島では自然の恩恵を受けまくった。同時に、自分がいかに都会で生きているかを、痛感した。


ここからは、私が思う旅の醍醐味を。

・ウェルカムドリンク
・早い時間のお風呂(大浴場)
・早い時間の旅館でのご飯
・卓球
・カードゲーム

ホテルによって違いはあるが、チェックイン時ロビーに置かれているウェルカムドリンク。ドリンクサーバーで、注ぐタイプのあれ、すごく美味しい。紅茶だったり、珍しいお茶だったり。

部屋に行けば、旅館でしか見ることのない茶菓子が置かれている。あれも、すごく美味しい。


早い時間に入浴を済ますことで、その後の流れに幾分と余裕が生まれる。旅では、何をするにも余裕が大事。心には空きがいる。
もっと言えば、余裕を感じるために、旅行へ行っている。

あと、シンプルに、早い時間の入浴は贅沢感がやばい。これはただの休日でもそう。日曜の17時に入るお風呂なんて、この上ない幸せだ。


旅先の飲食店にフラッと入るのも粋だが、旅館で食べるご飯も、とても良い。
入浴後に浴衣を着用し、食事の間へ向かう。この時点でもう、幸せの頂点はすぐそこだ。
コース料理にビュッフェまで付いており、お腹がはち切れそうなほど食べる。意図的に大食いをしたのではなく、気がつけば。そうなっているものだ。


その後は部屋へ戻ると、和室であれば布団が敷かれていることだろう。

食べすぎた体を整えるために、
食べすぎ 寝る向き
と調べれば、右向きで横になり、左を上にしなさいと。ネットの人々が教えてくれるので、従う。


直に、体は整う。
そうすれば、向かうは卓球ルームだ。普段着でする卓球よりも、浴衣でする卓球は盛り上がる。非日常は旅人のテンションを上げてくれる。


残されたアクティビティといえば、部屋でカードゲームだろう。思いのほか白熱し、あっという間に24時は過ぎる。
布団に寝転びながら行うカードゲーム。誰が寝落ちしても、おかしくない状況であったが、そこは逆に目が冴えてくるもんで。やっと、流石に、寝る頃には。とうに26時は回っているであろう。


友人と過ごす限られた時間は、本当に有意義で楽しかった。また旅行へ行けるよう、このような時間を過ごせるよう。日々を懸命に生きるのみ。


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