ヒューマンエラー最大の原因は〇〇!3つの対策で予防しよう!
僕がITエンジニアとして経歴を重ねていくうちに、悟ったことがあります。
毎日やっているような作業ほど、ヒューマンエラーが発生しやすいということ。
そして、誤りを防ぐ最後の防波堤は人間のマインドである、ということです。
この記事では、僕が最終的に辿り着いたヒューマンエラー対策を解説します。
デスクワーカーの方には、きっと参考になると思います!
ヒューマンエラーはなぜ発生するか
ヒューマンエラーとは、「作業者が人間であること」を起因に生じる誤り・ミスのことを指します。
例えば、疲労の蓄積による集中力の欠如などは、機械やコンピュータプログラムであれば生じない(とされている)エラーです。
このヒューマンエラーの再発を防ぐために、企業ではさまざまな対策が取られます。
対策は多岐に渡りますが、これらを十全に備えたとしても、ヒューマンエラーは完全に防げません。
ヒューマンエラー対策における最大の敵
僕自身、ヒューマンエラー対策に熱心な現場にいたことがありますので、現場管理者が万全を期すためにどれだけの時間を費やしているか知っています。
その現場では対策を施した甲斐あって、現場での単純なミスは減りました。
…しかし、残念ながらヒューマンエラーは完全に防げませんでした。
なぜ防げなかったのか?
それは、どれだけ対策しても、人間が人間であるが故に生じる隙があるからです。
すなわち、『油断』。
人間は慣れる生き物。
慣れは、一つ一つの作業に対する慎重な姿勢を奪います。
そんな時ほど人間は油断して、操作ミスをするのです。
油断によるヒューマンエラーを防ぐために
僕の経験上、油断を防ぐためには以下の対策が有効です。
対策①「三人体制で作業する」
コンピュータシステムを取り扱う現場では、作業者と再鑑者に分かれてオペレーションを実施することが多いです。
作業者のミスを予防するため、2人体制で作業するのが推奨されていますが、再鑑者自身がミスを指摘できるレベルのスキル持ちである必要があります。
そうなると、再鑑者は作業者寄りのポジションの人から選ばれます。
僕自身が再鑑者になることがあるからわかりますが、再鑑者が作業者を見る目は甘く…はならなくても、それほど厳しくない。
ちょっとしたミスぐらいなら、おおらかに許してしまうことがあります。
ヒューマンエラーを防ぐなら、再鑑者だけでは足りません。
作業者でも再鑑者でもない、厳しい目で見てくれる第三者が必要になります。
第三者は、プロジェクトリーダーやサブリーダーなどの管理者ポジションに近い人物が望ましいです。
作業者から遠い立場であるほど、厳しい目で見られます。
しかし、これは現実的ではありません。
なぜなら、リーダーは自身のタスクに忙しいから。
多岐にわたる作業に逐一付き合っていられるほど、リーダーの時間は多くありません。
対策②「指差し確認」
電車の車掌がよくやっている、「ヨシ!」のアクションです。
電車の運転士やバスの運転手がやっている姿も見られますね。
これ、パソコンの前で一人でやっていると気恥ずかしかったりするんですが、効果はかなり大きいです。
なぜかというと、客観的に自分の作業を振り返れるから。
油断から生じる操作ミスは、振り返ることで多くを防げます。
例えば、メール送信前に宛先、CC、件名、文章、添付ファイルの有無を順に確認していくと、「やべ、本文の名前が別人だったわ!」と気づくことができます。
(このミス、実際に僕はよくやりがちです)
客観的視点は、思い込みや油断を見抜きます。
3つ目の対策も、客観的視点を持つためのメソッド…というよりマインドに近いものになります。
対策③「自分を疑う」
「自分の操作が正しいか疑ってかかる」。
一人の時でも二人の時でも使える、作業時の心構えです。
僕のイチオシの対策がコレ。
具体的には、自分の作業を振り返って、
「これって合ってるよね…合ってるよな?」と考える癖をつけるんです。
自分を疑う癖ができると、あらゆる物事が疑わしくなってきます。
これらを確認する過程で、指差し確認を自然に行えるようになりますので、そういう点でもオススメです。
むしろ、自分を疑いだすと、指差し確認しないと不安になるくらいです。
それくらい、自分を疑うマインドは強力です。
まとめ
以上、僕が行き着いたヒューマンエラー対策になります。
ヒューマンエラーによるケアレスミスを防いで、仕事での信用をコツコツ積み上げていきましょう!
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