【なぜ信頼の方が重要なのか】信用と信頼の違いについて
信用と信頼とは似て非なるものである。
それでいて、その具体的な違いについて考えることは少ない。
それらについて改めて考えたとき、両者にはどんな違いがあるだろうか。
まず、「信用」とは「間接的な評価」であり、「信頼」とは「直接的な評価」だという違いがあると思う。
「信用」とは、第三者的な評価のもと、「たぶん信じることができそう」という意味合いが強い。
例えば、「このサービスは有名な企業が提供しているから信用できる」というような場合、それは私たちとサービス提供者の間に直接的な関係がないため、第三者の視点や評価を基にしたものである。
「口コミ」や「レビュー」も、この「信用」の範疇に入る。
一方で、「信頼」とは、その対象に対しての私自身の直接的な評価に基づく。
例えば、「彼は昔から約束を破ったことがないので、今回も安心して仕事を任せることができる」という場合、これはその人との直接の関係や経験に基づいている。
「信用」は初めからある程度存在するものだが、「信頼」はゼロから築かれる。
さらに、「信用」は一種のブランドであり、個人が持つのは難しい。
インフルエンサーなら「ブランド ≒ 信用」があるかもしれないが、普通の生活の中で信用を築くのは容易ではない。
だからこそ、重要なのは「信頼」なのである。
何もないところから、小さく小さく「信頼」という名のブロックを積み上げる。
それはさながらジェンガのようなものだ。
丁寧に積まなければ、後々脆く、崩れてしまいかねない。
しかし、一つ一つの信頼を丁寧に積み上げてさえいけば、
きっと「信じて」「頼って」もらえるようになるだろう。
反対に、「信じて」「頼る」こともできるはずだ。
日々を丁寧に生きることで、あらゆるものを価値あるものに変えていく。
そして、この日々の積み重ねこそが、自分自身を豊かにし、本当の人間関係を築いていく。
「信用」よりも「信頼」を意識し、大切にしていこう。
あなたの積み上げた信頼は
きっと、
いつかのあなたを助けてくれるはずだ。
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