見出し画像

理想のブランドロゴについて考えてみた

こんにちは。Kid.iAです。

突然ですが、皆さんは自分の頭の中で「印象に残っているブランドロゴ」ってありますか?

最近になって家族と車で遠出したりすると、車の中で外の景色を眺めている3歳の子どもがこう言います。

「あ、スシローや!お寿司食べたい!」

と。

目の前を通ると必ず言います。日本全国に547店舗(20.03.31時点)もある人気チェーン店、決して少なくない頻度です(当然毎回行くことはないです笑)。

まだカタカナも読めない子どもですが「よく見てるなぁ。」と毎回感心するのと同時に、「ロゴってやっぱり大切だな。」と思うのです。

毎回情報を軸とした問いを立て考えたことを書いている本note「Toi Box」ですが、今回の問いは「理想のブランドロゴってどんなものなのか?」です。

ブランドロゴってそれがあるだけで見た人の「印象」を簡単に変えてしまいますよね。(良い印象にすることもできれば、悪い印象になってしまうこともあります。)

画像1

世の中もの凄い数の企業(商品・サービス)とそのロゴがあり、それぞれで歴史やストーリーも異なる中で「理想はコレ!」っていう答えは決してない問いですが、今回は以下の2つの視点を踏まえ、私なりに理想のロゴについて考えていければと思います。

1.そもそもロゴの構成要素って何?

世の中沢山の種類のロゴがあれど、大体大枠としては以下「3つのパターン(+色)」に分かれるのではないかと思っています。

画像2

一つ目は「文字のみ」で構成されたもの。

二つ目は「図形+文字」で構成されたもの。

最後に「図形のみ」で構成されたものです。

そしてそれぞれに対して「」という要素が付きます。

例えば色でいうとブルーは「知的」や「誠実」などのイメージを連想させます。

画像3

また、コカコーラマクドナルドのブランドカラーとして定着しているレッドなどは、従来食品・飲料業界ではあまり好ましくない色だったみたいですが(確かに美味しそうな色ではない…)、それでも今日ブランドを象徴するカラーになっていることは面白い事実です。

2.有名ブランドのロゴってどうなってる?

次に誰もが知る有名ブランドのロゴがどうなっているのか、上述の3つのパターン毎に当てはめて見ていきたいと思います。

まず一つ目が「文字のみ」のロゴです。

画像4

IT、家電、ファッション業界の企業を例に挙げてみました。

これは完全に主観になりますが、例に限らず家電ブランドファッションブランドは「文字のみ」のパターンが多い気がします。

当然ですが企業名やブランドネームを活用したものが殆どのため、ロゴの露出はそのまま企業名の露出になります。(ただし子ども等文字が読めない人には複雑な図形にしか見えない?)


二つ目が「図形+文字」のロゴです。

画像5

IT、自動車、小売(スーパーマーケット)業界の企業を例に挙げてみました。

ここで思うことが「なぜ図形のみではなく文字も付けるのか(その逆も)」ということ。

例えば図形のみだと

「どの企業か顧客に伝えきれないのでは?」
「見た人は果たしてわかってくれるのか?」

というような気持ちがどこかにあるゆえに「文字も付ける」、とそんな可能性も考えられるのではないでしょうか。

逆に「文字だけではダメな理由(だからこそ図形が付いている)」も考えると、やはり図形だけが持つパワーに魅力を感じているからとしか考えられません。

その魅力については、これ以降のまとめまでに書いていきたいと思います。

最後に3つ目が「図形のみ」のロゴです。

画像6

この「図形のみ」のブランドロゴを見て凄いなと思うことが、ブランドネームを「隠せる」ということです。

そもそもCI(Corporate Identity)の重要性が増してきたのは1970年代に起こってきた企業のグローバル化の波に対応するためとも言われていますが、その本質は「名も知られていない企業がその存在を世に伝えるため」のものです。

これまでに多くの企業があーだこーだとその時代に沿って変更してきています。

上図に挙げた「ナイキ社*」や「スターバックス社」も途中までは「図形+文字」のパターンでした。

※ナイキ社については以下過去投稿でも書いてます。

図形ひとつで伝えたいことを伝えられる

ブランド力が高いとも言えるそんな状態こそが一つの理想のカタチなのではないかと思ってしまいます。

まとめ

ここまでまとめて書いてみて私なりに考えた結果、やっぱり3つ目の「図形のみ」が以下に書く理由も含めて理想のブランドロゴの構成なのではないかと思います。

画像7

まず、理由の一つに「見やすい」ということ。

例えば文字が読めない子どもでもマークを見ればすぐにそのブランドだと理解することであったり、何か「動くもの」に対してロゴが貼られていたとしても文字よりも「視認性が高い」気がします。

理由の二つ目が「汎用性」があること。

例えばデザイン面。文字まであるとデザイン面において「過剰」過ぎたり、デザイナーが「デザインしにくいという制限の問題」が生じたり、色々ネガティブなことが起こる可能性もあります。これが「図形のみ」だと使い勝手が格段に上がりそうですよね。

三つ目の理由が「ユニーク」であること。

「文字のみ」だとどこか似たような雰囲気になりそうな気がしませんか?特に近年は「フォント」の観点からもよりシンプルさが重要視されているトレンドもあり、余計に「似ているロゴが増えて」います。

その点「図形」となれば、意味付けの観点からも差別化の観点からも、初めのデザイン段階から「ユニークなもの」になっていると思うのです。(勿論、実績・認知があってこその図形のパワーだとは思います。)

いかがでしょうか?

冒頭に書いた通り答えのない問いだとは思いますが、みなさんはどんなロゴが好き(もしくは印象に残っている)でしょうか?

一度意識的に振り返ってみるのも楽しいかもしれません。

もし記事に少しでも共感頂けたなら「スキ」や「フォロー」をしていただけると嬉しいです‼️

今後の創作の活力になります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?