戦争論 ―体験と記憶、伝えるをカタチにしたとき―
今回のレポートの趣旨 レポート課題としてあげられてるテレビ作品はいずれも2005年8月に放映されたものであるが、この2005年という年は、戦後から60年、震災から10年にあたる節目の年であり、「体験を風化させない」・「記憶を伝える」といことが頻りに叫ばれた年であった。今回のレポートの趣旨はこれらについて批評するということである。
「体験」や「記憶」のもつ性質 「体験を風化させない」ことや「記憶を伝える」といったことを考える際には、まず「体験」や「記憶」といったものそれ自体に